【特集】夏だ!遊ぼう!「まち子のおにわ」と「ハコボックス」

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今月の特集では、子どもの遊び場「まち子のおにわ」の誕生経緯や移動式遊具「ハコボックス」、年に一度の遊びの祭典「広川チルドレンズパーク」の内容と、それらのイベントを支えるサポーターの活動内容などをご紹介します。

■「まち子のおにわ」誕生秘話
令和2年5月から利用を開始した、広川町の産業展示会館に隣接する公園「まち子のおにわ」。普段は芝生広場でゆったりと遊べ、イベント時は移動式遊具でボランティアさんが見守る中、いつもとは違った遊びに挑戦できます。広川町で子育てをするお父さんお母さんの中には、なじみがある人も少なくないかもしれません。実はこの公園、その「お父さんお母さんの声」がきっかけで誕生したのをご存知でしょうか?
「まち子のおにわ」が誕生する4年前、子どもの遊び場整備を目的としたワークショップが開催され、次のような声が上がりました。
「町内の公園は児童と幼児の遊び場の区分けがないため、安全に遊ばせることができない」「清潔なトイレや手足の洗い場が欲しい」「軽食やキッチンカーがあるといい」。
この参加者からの切実な声をきっかけに誕生したのが「まち子のおにわ」です。

■子どもの遊び場サポータークラブとは?
町民や近隣の大学生などからなるボランティアグループで、「まち子のおにわ」を運営する上で欠かせない存在です。定期的に開催されるイベント、ハコボックスや広川チルドレンズパーク(通称ヒロチル)の企画や運営を行っています。
「どのような企画をすれば子どもたちが喜んでくれるか」「親子で楽しめるイベントか」など、あらゆる視点からイベント内容を協議・企画し、イベント当日はサポーターの役割を担います。

■いつもと違う遊びを「ハコボックス」
「まち子のおにわ」の芝生広場に移動式遊具を広げ、親子で遊べるイベントです。トランポリンやAスライド(滑り台)、シャボン玉遊びが人気です。

■遊びの祭典「広川チルドレンズパーク」
「まち子のおにわ」だけでなく、隣の産業展示会館も利用して遊びを提供するイベントです。工作コーナーやマルシェを同時開催し、多くの親子で賑わいます。

■まち子のおにわ水園地
8月4日(日)、「まち子のおにわ」で、ハコボックス拡大版「まち子のおにわ水園地」が開催されました。大型の恐竜バルーンが親子を出迎え、口から出るミストで涼しさを演出。そのほか、竹水鉄砲作りや消防士体験、スーパーボール流しなどが行われました。とても暑い日になりましたが、子どもたちは元気いっぱいに水遊びを楽しんでいました。

■昔の遊び場と今の遊び場は違う!?子どもの遊び場サポーターにインタビュー
子どもの遊び場サポーター(子どもの遊び場実行委員会委員長)永野チヨ子さん

○子どもの遊び場サポータークラブに所属したきっかけは?
私が幼いころは、遊具がある公園が少なく、川遊びや石けり、木の枝に縄を結びブランコを作るなど、周りの環境を利用して遊んでいました。
今と昔で子どもが遊ぶ環境はどのように変わったのか、今の子どもがどのように遊んでいるのかに興味があり、ワークショップの委員に着任し、その流れで子どもの遊び場サポータークラブに所属しました。

○実際に活動してみて感じることはありますか?
サポーターとして活動し、初めて移動式遊具というものがあることを知りました。昔と比べると遊具の数や種類が多く、今の子どもたちは恵まれていると感じます。
環境は変わりましたが、子どもたちが一生懸命に遊ぶ姿は昔も今も変わりません。子どもたちの笑顔を見れるのがとてもうれしいです。

○「まち子のおにわ」はどのような場所ですか?
ハコボックスやヒロチルは、体力や身体能力の向上だけでなく、考える力や創造力を鍛えられます。ほかの子とふれあうことでコミュニケーション能力が向上し、協調性も身につきます。子どもたちの健やかな成長に必要な場所だと感じます。
良い遊具がたくさんそろっています。一人でも多くの子どもに利用してもらい、遊びの中で成長してほしいです。

○最後に一言
この遊び場が、子どもたちの思い出の場になるように、そしてその思い出の場がいつまでも続いてほしいと思っています。
今後は、小学校や幼稚園、地域の活動などに遊具を貸し出す仕組み「レンタルハコボックス」を開始したいと考えています。ぜひ一度遊びに来て、実際に遊具に触れてみてください。

■智徳区子ども会に貸し出しました
7月29日(月)に下広川小学校の体育館で開催された子ども会行事に、移動遊具を貸し出しました。
貸し出した遊具は、トランポリンやサイバーホイール、カプラ積み木など、普段は触れる機会があまりない遊具もあり、子どもたちは興味津々に遊んでいました。

■レンタルハコボックス準備中です!
まち子のおにわで保有している移動式遊具を貸し出す仕組みを準備しています。
貸し出しの対象は、行政区や子ども会、PTAなどの団体を予定しています。

問合せ：産業展示会館
【電話】0943-32-5555