夫婦で支え合いたい出産育児
男性育休の効果とは
育休を取得した、まちの魅力推進課地域づくり係の深蔵彰悟さん
最近よく耳にする男性の育児休暇。2022年に育児・介護休業法が改正されたこともあり、ここ数年で取得率がアップし、志免町役場でも子どもができた男性職員の約半数が育休を取得しています。そこで、実際に育休を経験された志免町役場まちの魅力推進課の深蔵彰悟さんにお話しを伺いました。
「初産で妻の里帰りが難しかったことが育休を考えたきっかけです。帝王切開だったこともあって、できるだけ不安をなくして夫婦で出産育児に臨もうと決意しました。年度初めの忙しい時期で同僚にかかる負担が気がかりだったのですが、育児でなくとも体調不良や介護などそれぞれの事情で休むこともあり、お互い支え合おうという風土にも後押しされました」。夫婦で話し合い、出産予定日の前から1ヵ月育休を取得したそう。
「育休前は妻がメインで出産準備をしていたのですが、産前から休暇を取ることで入退院の準備やミルクのあげかた、お風呂の入り方などを前もって覚えることができ、私も心の準備ができました。産後は妻の体力が落ちて夜は2〜3時間おきに授乳があるので、日中は私ができることは行うように気をつけていました。ミルクをあげたり、お風呂に入れたり…実践を通して徐々に慣れていったので、育休がなければ子育てに慣れるまでもう少し時間がかかったかもしれません」と深蔵さん。夫婦の間で負担が偏らないように気を付けているとのことです。
最後に感想を伺うと、「子供との生活に早く慣れることができたのは、育休のおかげですね。成長の一瞬一瞬を見守りながら一緒に過ごせた時間は、本当に良い経験でした。最近は保育園に通い始めたので、保育園の送り迎えや行事のことを夫婦で話し合うことが増えました」と話してくれました。
男性の育児休暇取得は、仕事のことや家計のことなど様々なハードルがあり家庭で事情は違いますが、今や選択肢の一つ。数日でも取得可能なので、夫婦でどう支え合うか話し合ってみてはいかがでしょうか。
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