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自治体の皆さまへ

町民インタビュー

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福岡県志免町

大切な人を守り、町を守る。
地域を守る消防団員の声

志免町消防団第3分団
副分団長 高木洋平さん

志免町の安心安全を守るためボランティアで活動する消防団。団員の皆さんは本業を持ちながら、火災や自然災害時には率先して動き、地域を守ってくれています。メンバーは20〜40代がメインのため子育て世代も多数。今回は消防団がどんな活動をしているのか、仕事や家庭とどう両立させているのか、志免町消防団第3分団・副分団長の高木洋平さんにお話しを伺いました。
まず消防団に入ったきっかけを尋ねると、「父が団員で、小さな頃から火事場に駆けつける姿がカッコよくて。大学4年の時に入団しました」と高木さん。その後、志免町役場に勤務しながら15年続けていると言います。「活動は、毎月1回行う消火栓や装備品の点検が主です。火事や自然災害で出動するのは年に2、3回あるかないか。災害時の対応などについても消防隊員から講習を受けています。大変なのは、火事場の消火を想定して放水技術を競う操法大会へ向けての訓練ですね。毎年5月からの1カ月強、ほぼ毎日練習があるんですよ」。この期間は家を空けがちになるため、奥さん1人で家事や育児をされているそう。「仕事の都合上、やむなく練習を休むこともあります。ただどうしても家族に負担がかかるので葛藤はありますね。
先日、志免町で大きな火事があり19時間という夜通しの消火活動になりましたが、訓練を重ねてきたおかげで、迅速に対応することができました。まさに、このために訓練してきたんだな、と感じる瞬間でした。
仕事も家庭もあるので大変ですが、一番の功労賞は支えてくれる家族かもしれません。理解してくれる妻にはいつも感謝しています」と話してくれました。
忙しい中でも消防団を続けてきた意義を伺うと、「自分の時間が犠牲になることもあるけど、最後はマンパワーなので町の安全のためにも誰かがしないと、という思いですね。消防団は大切な人や町を守るために重要な存在なんだと子どもたちにも伝えていきたいです」と高木さん。照れながら語ってくれたまなざしには、強い責任感が宿っていました。
災害に対する知識のある人が家庭に1人いると、家族の安心にもつながります。消防団は18歳以上の人で志免町に住んでいる人なら入団できます。興味のある人や入団を希望する人は、生活安全課または近くの分団へ問い合わせください。

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