令和4年度決算・令和5年度予算の執行状況(1)

4／31

市の財政状況を知ってもらうため、毎年、決算と予算の執行状況を公表しています。皆さんが納めた税金、国や県の補助金などがいくら入り、それがどのように使われたのかお知らせします。

■1令和4年度決算一般会計
◇歳入・歳出ともに減少
一般会計の歳入総額は386億5287万円(前年度比8.9%減少)、歳出総額は373億1234万円(前年度比8.3%減少)、差し引き13億4053万円の収支となりました。歳入・歳出ともに災害対応や新型コロナウイルス感染症の影響により、令和3年度に引き続き大きな決算額となりました。
市の歳入の中心となる市税は72億4971万円で、歳入全体の18.8%。これを市民一人当たりで計算すると、14万2803円の負担となります(令和5年3月31日現在の人口5万767人で計算)。

◇市債(市の借金)の現在高は減少
一般会計の市債の現在高は、令和4年度末現在で287億4524万円(前年度比7.1%減)(参考：令和3年度末307億9337万円)。このうち約9割が、国から交付される地方交付税などで手当てされます。

◇1-1歳入
※グラフ詳細は本紙またはPDF版をご覧ください。

◇1-2歳出
※グラフ詳細は本紙またはPDF版をご覧ください。

■用語説明
◇歳入
市税：市民税、固定資産税、軽自動車税など
分担金・負担金：受益者の負担金。主に保育料など
使用料・手数料：施設の使用料など
諸収入：各種貸付の元利償還金、延滞金などの徴収金
地方交付税：国税として徴収した所得税・法人税・酒税などの一定割合が、市の財政状況に応じて配分される
国庫支出金・県支出金：国の委託や市の事業に対して、国や県から交付される補助金・負担金・委託金など
市債：公共事業の資金調達のための借入金
自主財源その他：寄付金・繰入金、繰越金、財産収入
依存財源その他：地方消費税交付金、地方譲与税、法人事業税交付金、地方特例交付金、環境性能割交付金など

◇歳出
総務費：市の全般的な管理事務経費で、戸籍・統計・選挙・徴税費や職員給など
民生費：安定した社会生活を保障するための経費で、児童福祉・老人福祉・生活保護など
衛生費：ごみ・し尿の処理や生活排水、公害対策、健康管理・予防のための経費
農林水産業費：農林業振興や生産基盤整備などの経費
商工費：商店街振興、企業誘致、観光振興などの経費
土木費：道路・河川・公園・市営住宅などの整備と維持管理のための経費
消防費：防災・広域消防・消防団運営などの経費
教育費：小中学校の増改築や生涯学習、文化財保護などの経費
災害復旧費：被災した道路、河川などを復旧するための経費
公債費：借り入れた市債の元利償還金など
その他：議会費・労働費

■令和4年度に実施した主な事業
ふるさと応援寄附金事業：15億7727万円
新型コロナウイルス感染症予防接種事業：2億2106万円
三奈木コミュニティセンター整備事業：1億8882万円
子育て世帯生活支援臨時特別給付金：1億2517万円
キャッシュレス決済ポイント還元キャンペーン事業：7940万円
学校給食費無償化による子育て世帯支援事業：6161万円
甘木公園整備事業：4732万円
庁舎建設事業：3374万円

■うち災害関連事業
決算額は、50億3694万円(令和3年度は79億202万円)となりました。主なものは次のとおりです。
農地・農業用施設・林道災害復旧事業：10億7091万円
道路橋りょう・河川災害復旧事業：10億4424万円
農地改良復旧事業：10億2225万円
防災拠点施設整備事業：3億2857万円
宅地耐震化推進事業：1億1922万円
林道改良事業：9392万円

■合併特例債の状況
令和4年度合併特例債事業は次のとおりです。
合併特例債とは、新市建設計画に位置づけられた事業経費に対して、合併特例債を充当(95%)することができ、その償還金の70%が普通交付税に措置される有利な借金です。
(単位：万円)

■入湯税の状況
入湯税は、環境衛生施設、鉱泉源の保護管理施設、観光施設、消防施設などの整備や、観光振興の費用に充てるために設けられた目的税で、鉱泉浴場の入湯行為に対してかかるものです。
令和4年度の入湯税の決算額は2280万円で、表に記載した事業の財源の一部に充てられています。
(単位：万円)

■消費税の状況
消費税は、平成26年4月、令和元年10月に段階的に引き上げとなり、5%から10%になりました。
引き上げ分の令和4年度地方消費税収は6億7635万円で、全額が表に記載した社会保障施策の財源に充てられています。
(単位：万円)

問合せ：市総務財政課
【電話】28-7598