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自治体の皆さまへ

みんなで見守り、防ごう 高齢者虐待

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福岡県水巻町

近年問題になっている高齢者への虐待。皆さんの近くで苦しい思いをしている高齢者、介護者はいませんか。高齢者や介護者が共に健やかに暮せるよう、みんなで見守り、高齢者虐待を防ぎましょう。

■高齢者虐待とは虐待の分類と内容
高齢化が進み、自宅で介護を受ける高齢者が増えてきています。誰もが介護する・介護される時代となったことで、身近なものとなりつつあるのが、虐待問題。高齢者虐待防止法では、高齢者を介護する家族・親族・同居人を「養護者」とし、養護者が高齢者に対して行う下の(表1)のような行為を「養護者による高齢者虐待」として挙げています。

■令和4年度県内の高齢者虐待の現状
令和4年度の養護者による虐待に関する相談・通報件数は1211件、そのうち事実確認を行った件数は1169件です。下の円グラフで事実確認を行った際の内訳を紹介します。グラフを見て分かるように4割以上が虐待と判断されています。

■虐待に気付いた人には通報義務があります
虐待に気付いた人は、役場包括支援係に連絡してください。特に生命や身体に重大な危険がある場合は、通報は義務とされています。また、市町村には通報者や届出者を特定する情報について守秘義務があるため、虐待の相談内容や秘密は守られます。

▽こんなときどうしたら?
Q.暴力を受けているのを見てしまったが、本人から誰にも言わないでと言われた。
A.本人の了承を得ずに通報して問題ありません。通報があったことをそのまま本人に伝えたりせず、誰が通報したか分からないよう慎重に対応します。役場包括支援係に相談してください。

■早期発見・通報で虐待を防ぎましょう
高齢者虐待を防止するために私たちにできることは身の回りで虐待かもしれないと思うことがあれば、相談・通報することです。虐待を疑わせるサインを見逃さず、いち早く気付くことが大切です。ささいなことでも早期に相談・連絡があれば、高齢者本人に対して医療や介護サービスの利用など適切な対応がなされ、養護者の介護の負担軽減となり、虐待の深刻化を防ぐことにつながります。(表2)を参考に、気になることがあれば連絡してください。

■無意識に虐待しているかもしれません
高齢者の介護に疲れ、追い詰められてしまう人は少なくありません。介護や認知症への対応が分からず、虐待だと分かっていても歯止めが効かなくなる場合もあります。また、高齢者のために良かれと思ってやっていることが、虐待になってしまうなど無意識な場合も多いようです。
自分で気付かないうちに不適切な対応になりやすい事例を(表3)で紹介しています。不適切な対応をしていないか見てみましょう。気になることがあれば、1人で悩まず相談してください。

■誰もが虐待者になる恐れ…1人で悩まず相談してください
・対応の仕方が分からない
・介護疲れ
・ストレス
・相談する人がいない
・経済的困窮

あなたの通報が高齢者虐待防止につながります。気付いたことがあれば、相談してください。
平日:午前8時30分~午後5時15分
役場包括支援係・高齢者支援係【電話】201-4321
※緊急時は受付時間外でも対応します。
高齢者虐待の通報・相談フォーム:本紙右の二次元コードを読み込んで必要事項を入力してください。

問い合わせ:役場包括支援係
【電話】201局4321番

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