年に1回1時間、カラダの声に耳を傾ける時間を 命を守る 40歳からの特定健診

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特定健診は、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の早期発見と予防を目的に行う健診です。メタボリックシンドロームは、内臓肥満に高血圧・高血糖・脂質異常が組み合わさることによって、心臓病や脳卒中などの生活習慣病になりやすい病態を指します。身体の異常を早期に発見するため、年1回の健診を利用し、自身の健康状態を確認しましょう。

生活習慣病。日常的によく耳にする言葉ですが、生活習慣病という病気はありません。
食事や飲酒、運動、ストレス、睡眠、喫煙などの生活習慣の影響で発症する高血圧や糖尿病、脂質異常症などの疾患を総称して生活習慣病と呼びます。
下図は令和3年度の添田町の死亡原因割合を示したグラフです。死亡原因の多くを占める、がんや心筋梗塞などの循環器系の疾患、肝硬変などの消化器系の疾患の多くは、生活習慣病が原因で発症します。

▽令和3年度　添田町の死亡原因割合

■生活習慣病は忍び足でやって来る　足音に気づくには特定健診
特定健診は、生活習慣病になる前の段階で身体の異常を発見し、生活習慣の改善で病気を予防することを目的とした健診です。
代表的な症例の高血圧・脂質異常症・心筋梗塞・狭心症・高尿酸血症・成人型の糖尿病・アルコール性肝疾患などの多くは、初期の段階では痛みなどの自覚症状のないまま進行します。早期発見の方法は健診を受診するしかありません。

■気軽に受けよう　特定健診
特定健診は、40〜74歳の医療保険の加入者は国民健康保険、協会けんぽ、共済組合などの医療保険者が実施します。75歳以上の人は福岡県後期高齢者医療広域連合が特定健診とほぼ同じ内容の健康診査を実施します。
特定健診の受診方法は加入している医療保険により異なります。国民健康保険、後期高齢者医療保険に加入している人は、町が行う集団健診、またはかかりつけの病院などで行う個別健診のどちらかで受診できます。国民健康保険の場合、個別健診は町内では6か所の医療機関、田川地域では59か所の医療機関で受診できます。
検査項目は
・服薬歴、喫煙歴などの健康質問
・身長、体重、BMI、腹囲などを測る身体測定
・血圧測定
・尿糖、尿蛋白を調べる尿検査
・脂質、糖代謝、肝機能の異常を調べる血液検査
・心電図などです。また、医師の判断で貧血検査と眼底検査が追加されることがあります。

■検査結果が悪ければ　優しく生活習慣の改善指導
検査結果で生活習慣病に該当、または予備群と判定されたときは、保健師や管理栄養士などから生活習慣を改善するためのアドバイス、特定保健指導を受けます。適切なアドバイスで食生活などの生活習慣を改善することにより、生活習慣病を予防することができます。
年に1回、1時間程度の健診です。健康のために必ず受診しましょう。

■国民健康保険加入者におトクな情報!
特定健診受診でお買物券を贈呈
特定健診の検査を単独で受けると約1万円の検査費用がかかりますが、国民健康保険加入者は500円の自己負担で健診を受診できます。
また、国民健康保険に加入し国民健康保険税の滞納がない世帯の人が特定健診を受診したときには、「道の駅歓遊舎ひこさん」で利用できるお買物券「500円分」を後日郵送で贈呈します。
町体育館で行う集団健診の申し込みは8月23日(金)までとなっています。実質無料で特定健診が受けられるこの機会に、ぜひ受診をお願いします。

問合せ：役場住民課保険年金係
【電話】82-5966