国際交流員のマーティンさんがドイツの文化などを紹介するコラム。インスタグラムでも情報を発信しています。
■ドイツの協会活動
ドイツの協会活動は、社会においてとても重要な役割を果たしています。協会の主な活動は、ドイツに移住してきた移民が社会へ早く溶け込むことができるよう支援することです。人と人を繋(つな)げることや、伝統的な文化を保存したり、生活面でのサポートをしたりと、活動は多種多様。ドイツのお祭りやイベントの9割以上は協会が開催しており、そこに携わる会員は無給で活動しています。国民の4人に1人が何らかの協会に所属しており、会員は名誉職として人々から尊敬されています。
国内には約620,000もの協会があり、その中でもスポーツ協会が最多。次に音楽協会や文化保存協会、子どもたちに勉強を教える教育協会も多く存在します。協会に入会する動機はさまざまですが「自分の町のために何かしたい」「社会貢献をしたい」といった理由が非常に多いことが特徴です。
○田川市で、ドイツで、国際交流をサポート
・田川市の国際交流員のマーティンとALT(外国語指導助手)、嘉麻市の国際交流員が小学生向けの合同イベントを開催。市内の小学校5・6年生25人が参加し、海外で親しまれているさまざまなゲームや文化活動を体験しました(写真(1)(2))。また、市の中学生海外派遣事業の事前研修として、ドイツのスポーツ指導者と中学生の国際交流を実施。市スポーツ協会職員やマーティンがパラスポーツの体験をサポートしました(写真(3))。
・ドイツでも、マーティンはさまざまな場面で国際交流をサポート。10月8日~15日の期間に行われた海外視察では、市長や市スポーツ協会職員とともにドイツに同行(写真(4))し、続いて11月3日~13日に行われた中学生海外派遣事業では、本市の代表中学生12人を引率して訪独。コトブス市やエスリンゲン市を巡って共生社会を学ぶにあたり、現地での案内やスケジュール調整、通訳などを務めました(写真(5))。
※写真につきましては本紙をご覧ください。
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