GuRuMi(まちぐるみ・地域ぐるみ・学校ぐるみ)(1)

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教育委員会だより
第20号　令和6年2月1日発行
田川市教育委員会

■計画・実施・評価・改善をサイクルとして
田川市教育委員会　教育長　小林清(こばやしきよし)

昨年4月に田川東中学校、田川西中学校が開校しました。前年度の学校説明会でも、より良い教育を実践していくため、6つの目標について述べてきましたが、両校とも教育目標をかかげ、学校長のリーダーシップの下、全教職員が団結して学校運営に取り組んでいます。

◇6つの目標
(1)活気あふれる学校づくり
(2)個性を伸ばす風土づくり
(3)高い専門性を育む体制づくり
(4)柔軟な指導体制づくり
(5)教員と子どもの向き合う時間を確保する体制づくり
(6)教育活動を充実させる人材の活用

◇教育目標
・田川東中学校
人生を切り拓く力と自他を大切にする心をもち、自ら社会に参画できる生徒の育成
・田川西中学校
高い志をもち未来を創造する生徒～自立する・共生する・創造する～

7校が2校に統合されてスタートした新中学校も、それぞれで特色ある取組が行われており、生徒同士のつながりも強くなっています。中学校では、近い将来必ず必要になる「社会的自立」に向け、生徒自らが立案する取組がとても重要ですが、文化発表会や体育大会といった学校行事など、生徒主体の行事が実施できました。部活動においても、田川東中学校の放送部がNHK全国中学校放送コンテスト映像部門で2位を獲得し、村上市長へ表敬訪問を行いました。また、田川西中学校野球部は、新人戦において県大会出場と目覚ましい活躍がみられます。
しかし、全員が学校再編の経験のない中での一年目の取組。様々な教育活動において、想定していない場面に遭遇することも起きました。生徒指導上の問題も発生しています。学校では、教育相談など生徒一人ひとりの気持ちに寄り添う支援とともに毅然とした対応も併せて行っています。
教育委員会も学校長との会議を継続して実施し、今年度の取組に対する課題から次年度の教育活動の必要事項の予算化を図っています。複雑化する生徒指導上の問題への対応力強化のため、サポートスタッフの配置も検討しています。
しかし、現在の課題は学校だけで解決できるものではありません。学校と家庭・地域の連携、協働の取組が必要です。そこで、教育委員会では、現在、学校と地域が目指す子ども像等の目標やビジョンを共有し、一緒に子育てを行う仕組みである「コミュニティ・スクール」を全校に導入することを進めています。皆様も学校にご協力いただき、協働して地域の子どもの課題に取り組むコミュニティ・スクールに参画いただきたいと思います。
これからも小学校並びに猪位金学園も併せ学校の新しい文化の創造を目指し、学習指導、生徒指導をより充実させてまいります。皆様におかれましては、何卒、学校へのご協力をお願いします。

■小学生も中学生も「表現力」・「発信力」がLevel Up!!
◇第3回　田川市自由研究プレゼンテーション大会(令和5年9月30日)
田川市では、情報活用能力(情報収集力・情報整理力・情報発信力等)の育成をめざして、令和3年度からプレゼン大会を開催しています。今年度は、市内小学校から16組の児童が参加し、夏休みに取り組んだ自由研究や学校で学習したことを自作のスライドを用いて発表しました。自分が調べたことを堂々と発信したり、聞き手に分かりやすく伝わるように身ぶり手ぶりを加えて表現したりする姿からは、「自分の考えをしっかりと伝えたい」という熱い思いが伝わってきました。
中村学園大学の山本朋弘(やまもとともひろ)教授からは、「年々子どもたちのプレゼン力が高まっていますね。」と高評価をいただきました。

◇第6回　中学生英語スピーチコンテスト田川市大会(令和5年10月27日)
田川市では、グローバル社会で活躍する人材の育成をめざして、平成30年度から英語スピーチコンテストを開催しています。今年度は、市内中学校から12名の生徒が参加し、「課題の部(あらかじめ決められた英作文)」や「自由の部(自分でつくった英作文)」において、表情豊かに英語でスピーチをしました。スピーチ後には審査員と英語でやりとりをするなど、英語におけるコミュニケーション能力の高まりを感じました。
青山学院大学の飯田敦史(いいだあつし)准教授からは、「英語の発音やイントネーションが上手なだけでなく、Attitude(伝える意欲・態度)がすばらしいですね。」と高評価をいただきました。

編集・発行：田川市教育委員会　教育総務課　〒825-0002田川市大字伊田2550番地1
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