◆個人質問(続き)
○日本共産党市会議員団 柿田 孝子(かきたたかこ)議員
『新中学校』
問:
新中学校の学年別クラス人数及びクラス編制の考え方を問う。
答:
東中は、1年生5学級で1学級最多39名、2年生5学級で最多38名、3年生5学級で最多40名となっている。教職員の働き方改革の視点から先生方の声を聞き、国基準に沿って40人以下学級とした。
問:
教育環境が再編前より後退してはいけない。来年4月から35人以下学級の編制にすべきである。
答:
今後も、国の基準に沿って学級編制していく予定である。
『不登校対策』
問:
不登校対策の計画について教育委員会の考えを問う。
答:
市独自に推進している魅力ある学校づくりを通した不登校未然防止事業の成果や、各学校が実践している取組を県立大学等に指導いただきながら、充実させていきたい。
問:
市内の廃校になった中学校を活用し、「学びの多様化学校」を設置することについて見解を問う。
答:
児童生徒の学習ペースに合わせた指導や、一人一人に向き合った支援の意義は十分理解している。しかし、教職員の配置等、学校運営について十分な検討が必要である。本市の適応指導教室や県立大学不登校サポートセンターの効果などを検証しつつ、検討していきたい。
『放課後児童クラブ』
問:
放課後児童クラブについて、静養室を確保する必要がある。今後の教育委員会の考えを問う。
答:
パーティション等で部屋を間仕切るなどの対応をしている。
問:
体育館を利用している施設は、長寿命化計画の改修と合わせた改修を検討できないか。
答:
小学校の長寿命化改修を行う際は、優先順位を決めて、校舎や体育館を利用している放課後児童クラブの必要な改修も行いたい。
『自衛隊への名簿提出』
問:
戦争する国づくりには、戦争するための法令、基地などに加え、人的基盤の整備が必要とされている。今後、自衛隊への名簿提出はやめるべきと考えるが、市長の見解を問う。
答:
災害発生時には、国民の命と財産を守るため尽力いただいている。法的根拠等を精査しながら、除外申請の周知方法等も含め、情報提供したくないという意思も反映できるよう適切に対処していきたい。
○黎明会 永松 広宣(ながまつひろのり)議員
『市営住宅』
問:
市営住宅における70歳以上の高齢者世帯の入居率を問う。
答:
現在の入居率は47%で、10年前と比べ15%上昇している。
問:
入居者の困りごとを把握するため、全世帯を対象にアンケートを実施すべきと考える。見解を問う。
答:
様々な機会に入居者から意見があり、昨年度延べ約3600件の意見を受け付けた。現在、全世帯へのアンケート実施は考えてない。
問:
市営住宅への外国人入居者の増加は、高齢化で悩む本市の活性化につながる。持続可能な地域社会実現の課題について見解を問う。
答:
地域のつながりをコロナ禍前以上にする必要がある。少子高齢化については、市営住宅のみならず、市全体の課題と捉えている。
『田川後藤寺駅前再開発』
問:
当該事業は、そもそも何のために、誰のために行うのか問う。
答:
交通結節機能の強化と新たな賑わい創出を目的とするもので、地域住民や駅利用者など誰もが使いやすい駅前となるよう検討している。
問:
後藤寺駅前開発整備のビジョン・方向性について問う。
答:
基本構想では、(1)大型バスが乗り入れできる駅前ロータリーの設置、(2)本町交差点から駅前に至る県道の拡幅、(3)商店街と連続した広場の設置など、市民が理想とする駅前像が示されている。これらを実現できるよう検討を進めている。
問:
アンケートで賛否が分かれた駅前広場について見解を問う。
答:
駅前広場の必要性、管理体制等に疑問が寄せられた。先進事例の研究、有識者を交えた意見交換、歩行者の回遊状況の検証等の必要性を確認しており、検討を進めたい。
『ライドシェア』
問:
ライドシェアについて問う。
答:
相乗りという意味で、現在国会で議論されているのは、第二種運転免許を持たない一般の運転手が、白いナンバープレートを付けた自家用自動車を使い、有償で乗客を運ぶサービスのことを指している。
問:
ライドシェアは時代の趨勢であると思う。将来的に本市で導入する場合の課題について問う。
答:
国において議論が開始された段階であるため、課題が明確に整理できる状況ではないが、乗客の安全確保や事故時の対応については、解決する必要があると考える。
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