議会のおしらせ(令和6年3月1日 No. 223)(9)

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◆個人質問(続き)
○村吉　勇介(むらよしゆうすけ)議員
※「村吉勇介議員」の「吉」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。
『飼い主のいない猫等への対策』
問：
6月定例会で猫等の不適正飼育について、本市としてどのような対策ができるかを検討するとの答弁があった。その後の検討状況や新たな取組を問う。
答：
まずは、県内各市に取組状況のアンケート調査を実施した。飼い主のいない猫を保護し、去勢・不妊手術を行った後に元の場所に戻す、TNR活動に対するふるさと納税等の仕組みを活用した助成の取組が行われている。この取組は比較的課題が少なく、市の財政的負担も少ないことから、この取組実施に向けた検討を考えている。
問：
野良猫等に関する市民の苦情・相談件数は、年間150件ほどで、多くは不適切な餌やりに関するもの。本市独自の動物愛護条例等を制定し、不適切な餌やりへの対応ができないか、見解を問う。
答：
飼い猫以外の猫の餌やり禁止を規定した条例は、全国では6市、県下にはまだない。猫の苦情をなくす効果的な施策実施のため、必要に応じて、条例制定も視野に入れ、研究を深めたい。

『市職員の職場環境』
問：
市職員がハラスメントを受けた場合の相談体制を問う。
答：
職員から職場内での解決が困難であるとの申出があった場合、総務課と人権・同和対策課に設置したハラスメント相談窓口の相談員による相談が実施される。それでも解決困難な場合は、ハラスメント防止対策委員会の開催を要請し、解決に向けた指導、助言が行われる。
問：
外部組織に相談できる体制は整っているのか。
答：
外部組織である公平委員会への苦情相談が可能である。
問：
省エネや働きやすさの観点から、環境省も推奨するウォームビズを本市でも取り入れたらどうか。
答：
公務員としての節度や品位に十分配慮しながら、前向きに検討していきたい。

『市民プールのバリアフリー化』
問：
エレベーターの増設など、今後の取組について問う。
答：
エレベーターの設置はスペースや防水対策、設置費用等の問題がある。当面は既設の階段昇降機の有効活用や指定管理者職員の介助による誘導等の強化により対応したい。毎年の修繕・改修の中で、できる限りバリアフリー化を進めていく。

○シン・タガワ　辻　智之(つじともゆき)議員
『公務員倫理』
問：
情報漏えいの疑いなど本市職員に関する疑惑が相次いで報道されている。市民の市政に対する不安につながり、本市の公務員倫理が問われるゆゆしき事態である。本市の公務員倫理に対する見解を問う。
答：
公務員倫理は、公務員が法令順守だけではなく、一般的な社会規範等を遵守することを含めた全体の奉仕者としての行動規範。公務員として社会一般から期待されている行動規範であると認識している。
問：
疑惑が生じている現状では、職員に公務員倫理を更に深く浸透させる必要がある。再発防止のため、また、職員を守るためにも市独自の職員倫理規程等の制定が必要と考えるが、その予定はないのか。
答：
現在、職員倫理条例の策定に向けた検討を進めている。令和6年度の早い段階に制定したい。
要望：
6月議会の段階で策定に向けて検討を進めると答弁があった。半年経ち、対応の遅さを感じる。他にも課題山積の中、大変だとは思うが、スピード感をもって動いてほしい。

『生活困窮家庭向けの学習支援事業』
問：
本市における子どもの貧困率は全国的にみて非常に高い。一般的に、学力と家庭の経済状況は相関関係があると言われている。生活困窮家庭の子どもの学力保障を目的とした実施事業を問う。
答：
土曜数学・英語学び塾と訪問型の就学促進事業を実施している。
要望：
貧困の連鎖を防ぐためにも、該当者にこういった支援が届きやすくするような工夫をお願いしたい。

『小中学校における土曜日授業』
問：
土曜日授業は児童生徒や教員にとって負担となり弊害が多く、廃止すべきと考える。見解を問う。
答：
他の行事等で欠席者がいることや生活リズムが変わり、子どもや教員に負担がかかるなど課題が多い。次年度は一律に実施せず、学校が実情に合わせて実施を検討する方向で校長会等と協議をしている。

『部活動の地域移行』
問：
教員の負担軽減の観点から、部活動の地域移行が必要と考える。本市の来年度以降の部活動の地域移行の予定と体制について問う。
答：
令和6年度は体力アップアドバイザーを増員し、部活動指導員の活用準備を進め、7年度から部活動指導員を正式導入する。