■マイ茶碗づくり10000個達成
10月13日、感田小学校で開催された作陶体験会で、児童120人が参加し、マイ茶碗づくり10000個を達成しました。古高取を伝える会の隅田智明会長は、「高取焼が直方で発祥した歴史を大切に、次世代につなげ、町の歴史に誇りを持つ人たちが増えることを願っています」と語りました。
10月15日、古高取を伝える会が記念講演会「東蓮寺藩誕生時の高取焼の状況について」を開催しました。これは東蓮寺藩誕生400年と、マイ茶碗づくり10000個達成を記念した講演会です。
同会の理事で元福岡県教育庁文化財保護課の技術職員副島邦弘さんが講師として参加し、高取焼の変遷と福岡藩・東蓮寺藩の情勢の関わりを詳しく解説しました。約50人の来場者は、熱心に耳を傾けていました。
また、10月29日は福智山ろく花公園で、記念茶会と作陶体験会が開催されました。記念茶会は着物を着た3人の女性がお茶とお菓子で訪れた人をもてなしていました。作陶体験会は準備していた材料が無くなってしまうほど、たくさんの人が訪れ、賑わっていました。
■双水執流講演会
10月15日、遠賀川水辺館で直方郷土研究会主催の東蓮寺藩発祥の武術「双水執流」の演舞と講演会が開催されました。講演は2部構成となっており、1部は福岡藩の武道と武術について福岡地方史研究会会員の大林憲司さんから説明があり、2部は東京都にある清漣館館主臼木良彦さんとその一門の皆さんが講演と演武を披露しました。
参加者は「非常にわかりやすい説明を聞くことができ、武術を目の前で見ることができて感動しました。直方の歴史について、さらに学びを深めていきたいです」と語りました。臼木さんは「少しでも直方の歴史を知ってもらって、若い世代につなげていってくれたらと思っています」と話しました。
■秋月藩甲冑試着体験会
10月22日、直方歳時館で甲冑試着体験会「秋月鎧揃え直方に見参!」を行いました。秋月鎧揃え保存会と直方市青少年育成市民会議が協力し、小中学生を含む参加者約20人は黒や赤の甲冑を着た、鎧武者姿に変身しました。また、参加者は直方歳時館周辺で隊列を組み、威勢の良い掛け声をあげながら行進したり、家族と記念写真を撮影するなど、体験会を満喫していました。
参加した小学4年生の上野鉄心さんは、「かぶとが重かったり、刀を鞘におさめることが難しかったけど、また体験したいです」と話しました。
※この事業は、令和5年度宝くじの助成金(コミュニティ助成事業)により実施されました。
■企画展「東蓮寺と秋月」ミュージアムトーク
10月21日から開催中の企画展「東蓮寺と秋月」の関連イベントとして、10月28日に中央公民館でミュージアムトークを開催しました。
講師は文化スポーツ推進課の田村悟さんが担当し、東蓮寺藩の成り立ちから、黒田高政の生い立ち、島原陣図屏風のレプリカを用いた島原の乱や秋月藩の領土等の説明を行いました。
参加者はカメラで動画を撮影したり、パンフレットにメモを取りながら、講演を聴いていました。
参加した人は「幼い時から歴史に興味があって、今日を楽しみに来ました。また、講座があるときには必ず参加します」と話しました。
※この事業は、令和5年度宝くじの助成金(コミュニティ助成事業)により実施されました。
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