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自治体の皆さまへ

秋のこどもまんなか月間「児童虐待防止推進」

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福岡県直方市

◆児童虐待の現状
児童虐待に関する相談件数は全国的にも増加傾向にあり、子どもの命が奪われる重大な事件も後を絶たない等、深刻な状況が続いています。令和4年度の児童虐待相談件数は、福岡県は6,828件、直方市は170件となっています。親から子どもへの体罰は法律で禁止されています。体罰によらない子育て推進をしていくために、地域の方々の協力が不可欠です。些細なことでも気になる子どもがいたら、迷わず子育て・障がい支援課までご連絡ください。

◆ヤングケアラーをご存じですか?
ヤングケアラーとは、「家族の介護その他の日常生活上の世話を過度に行っていると認めれる子ども・若者」をいいます。子どもが家事や家族の世話をすること自体は悪いことではありません。しかし、ヤングケアラーが担うものには、本来、大人が担うと想定される家事や家族の世話等が含まれ、その責任や負担は非常に重いものです。それによって子どもがやりたいことをできず、学業や友人関係に影響が出てしまうこともあります。もし、ケアに携わる子どもが、ストレスや孤独を感じる、自分の時間が取れない等と感じている場合、それは子どもの権利が守られていない可能性があります。中にはそうした影響を感じながらも、自身がヤングケアラーであることに気づいていないこともあります。こうしたヤングケアラーと呼ばれる子どもを多くの方々に知っていただき、子どもの中には、家族の世話等を理由に、子どもの成長や生活に影響を与えネグレクトや心理的虐待に至っている場合があることを認識することが必要です。

◆「ケア」と「お手伝い」の違い
・年齢や成長段階に見合わない負担や責任を負う
・日常生活に支障があるほど長時間にわたるものであり相手の生命・生活・健康を支えるケアは「お手伝い」という言葉でおさまりません。

◆ケアによる影響について
家族をケアすることで生まれる素晴らしい価値がある一方で、適切な支援がなく、多くの負担・責任が子どもにのしかかった場合、生活・健康・その後の人生等にマイナスの影響が生じる可能性があります。
[良い面]
・料理や掃除等の実践的な生活スキルが身に付く
・障がいや病気への知識・理解を得る
[悪い面]
・教育の機会を逃す(遅刻・欠席等)
・心身の健康を害する(睡眠不足・疲労感・イライラしたりする等)

児童虐待から子どもを守るためにも地域の方の気づきや声掛けが大切です!
・子育て・障がい支援課児童家庭係 こどもの相談窓口【電話】0949-25-2133
・「虐待!?」と思ったら 児童相談所虐待対応ダイヤル24時間受付【電話】189(いちはやく)

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