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≪特集≫福岡市農林水産まつり(2)

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福岡県福岡市 クリエイティブ・コモンズ

福岡市の農林水産業のこれから

■市の農水産物・加工品
▽農産物のブランド化
市は、市内産の農産物をもっと多くの人に知ってもらえるよう、「元岡トマト」「博多かぶ」「博多しゅんぎく」「箱崎小町(青ネギ)」など、地元野菜のブランド化に取り組んでいます。企業と連携して商品開発を行い、生産者のこだわりや思い、おいしい食べ方などを発信します。

▽加工品について
市は、市内産農水産物を使用した加工品の開発や、販路拡大に取り組む生産者等を支援しています。開発された加工品は小売店等で販売されるほか、一部商品は学校給食でも提供されています。

▽地産地消の推進
子どもたちに地元の食材に関心を持ってもらうために、市内の小中学校や特別支援学校の給食のメニューに、博多和牛、タイ、博多あまおうなどの市内産農水産物を取り入れていきます。また、一部の小学校で、生産者等と一緒に野菜を栽培し、収穫野菜を調理する授業を行っています。
市内産農水産物や加工品などについては、ホームページ(「ふくおかさん家のうまかもん」で検索)でご確認ください。

問い合わせ先:農林水産局政策企画課
【電話】092-711-4841【FAX】092-733-5583

■若手農業者の育成のために
▽就農支援
市内で農業を始めたいと考えている人を対象に、野菜作りの基礎的な研修や、農家から直接指導を受ける「アグリチャレンジ」、女性農業者の下で農業技術や経営、加工品開発等について直接学べる「女性のための農業インターンシップ」を実施しています。そのほか、就農初期の営農資金の助成や、機械・施設等導入にかかる経費の補助などを行っています。

▽市青年農業者連絡会
昭和51(1976)年に設立した同連絡会は、次代を担う市内若手農業者の集まりです。
現在、20~30代を中心とした28人の会員が、福岡市の農業を盛り上げようと、ブドウ狩りやイチゴ狩りなどを通した消費者との交流・農業経営のための勉強会・他市町村の青年農業者団体との技術交換会などの活動を行い、研さんを重ねています。

問い合わせ先:農業振興課
【電話】092-711-4852【FAX】092-733-5583

■ふくおかの森づくり[Fukuoka Green NEXT]
住宅地やビル群が広がる福岡市の面積の約3分の1を森林が占めています。森林は、土砂災害を防いだり、水を蓄えたりするだけでなく、地球温暖化の防止や生物多様性の保全など、SDGsにもつながるさまざまな役割を担っています。
市は、大切な森林を次の世代に残していくための森づくりを推進しています。市内の森林の約半分はスギやヒノキの人工林で、その約8割が木材としての利用時期を迎えています。人工林は、「切って、使って、植える」サイクルを回していくことが大切です。若い木に植え替えることで森林のCO2吸収量もさらに高まります。
また、市は伐採後に広葉樹等に植え替えることで、花粉発生源対策にも取り組んでいます。

▽市内産木材の活用
木材には、CO2を蓄える機能のほか、湿度を調整する機能や、リラックス効果があります。
市は、区役所や公民館などの公共施設に市内産の木材を積極的に活用し、木造・木質化を推進しています。

問い合わせ先:森づくり推進課
【電話】092-711-4846【FAX】092-733-5583

◆若手農業者の声
西区で元岡トマト栽培を行う中村聡夫さん(34)
義父が作る元岡トマトの味に感動し、設計の仕事を辞めて10年前に就農しました。
現在は、5,800平方メートルのハウスで、土の代わりに水はけの良い火山礫(れき)を敷き詰め溶液を循環させて栽培する、全国的にも珍しい「礫耕栽培」という方法でトマトを育てています。これからも、市民の皆さんに安心して食べてもらえる野菜作りを続けていきたいと思います。
「青年農業者連絡会」に入って、若手農業者とのつながりもできました。農林水産まつりで私のトマトを使ったカレーを初めて販売します。ぜひ、おいしい元岡トマトを食べてください。

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