◆暑い日は涼しい屋内で過ごそう
熱中症対策を強化するため、今年4月に改正気候変動適応法が施行されました。これに伴い、市も次の取り組みを推進しています。
▽暑さ指数を配信
熱中症の危険度を判断する指標に、気温や湿度、日差しの強さなどを基に算出される「暑さ指数」があります(下記参照)。暑さ指数が28以上になると、熱中症のリスクが高まります。炎天下での外出や激しい運動は避けましょう。
毎日の暑さ指数、および今日と明日の3時間ごとの暑さ指数の予測値をホームページ(「福岡市 熱中症情報」で検索)等で公開しています。日頃から、配信される暑さ指数を参考に行動計画を立て、熱中症を予防しましょう。
▽危険な暑さに警戒アラートを発表
暑さ指数が県内12の予測地点のいずれかで33以上になると「熱中症警戒アラート」が、県内12の予測地点の全てで35以上になると「熱中症特別警戒アラート」が発表されます。特別警戒アラートは、人々の健康に重大な被害が生じると予測される暑さの場合に発表されるものです。エアコンを適切に使用し、できるだけ屋内で涼しく過ごしてください。
暑さ指数が31以上の場合に、市防災メールやLINE(ライン)等を用いて「危険」「熱中症警戒アラート」「熱中症特別警戒アラート」を配信します。
▽「クールシェアふくおか」を実施
公共施設や商業施設等の涼しい場所に立ち寄ることで、外出時の熱中症予防につなげてもらおうと、市は、「クールシェアふくおか」を実施しています。
9月30日(月)まで、公民館や市民センターなど市の施設をはじめ、イオン九州(6店舗)、大丸福岡天神店、地域の薬局など、冷房が効いた市内の約400施設が「クールスポット(涼み処(どころ))」として利用できます。
このうち、約250施設を気候変動適応法に基づく「クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)」に指定し、熱中症特別警戒アラートが発表された際に、一般開放します。
クールシェアスポットおよびクーリングシェルターを、ホームページ(「クールシェアふくおか 涼み処マップ」で検索)で紹介するほか、7月下旬以降、情報プラザ(市役所1階)、各区役所情報コーナー、入部・西部出張所等で配布する「涼み処マップ」にも掲載しています。外出時に涼み処を利用して熱中症を予防しましょう。
問い合わせ先:環境保全課
【電話】092-733-5386【FAX】092-733-5592
●高温時の行動の目安
暑さ指数・日常生活における注意事項:
・31以上 危険…安静にしていても、高齢者は発症のリスクが高い。極力外出を避け、涼しい室内に移動する
・28~31 厳重警戒…外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する
・25~28 警戒…運動や激しい作業をする際は、定期的に十分な休息を取る
・21~25 注意…運動や重労働をすると、発症リスクが上がる
日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針Ver.4」(2022)を改編
●暑さ指数の受信方法
・市防災メール…【メール】t-fukuoka-city@sg-p.jpに空メールを送信し、返信メールに記載されたURLにアクセスして「熱中症情報」を設定してください。
・LINE…市LINE公式アカウントに「友だち追加」し、防災・気象情報の受信を設定。「熱中症情報」を選択してください。
『処方箋がなくてもひと涼みできます』
熱中症予防に薬局でひと涼みしませんか。まちの薬局として、市内の多くの薬局がクールシェアふくおかに参加しています。
各店舗に熱中症対策のパンフレットなどを置き、予防を呼び掛けるほか、薬や健康に関する相談にも応じています。気になることがあれば、いつでも気軽に声を掛けてください。
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