エシカル消費とは、人・社会・地域・環境に配慮した消費行動をいいます。「生物多様性」に配慮した商品やサービスを選択することも、エシカル消費の一つです。
■毎日の買い物でできること
環境保全活動のような直接的な取り組みだけでなく、買い物等の消費行動でも、生物多様性の保全に貢献することはできます。マイバッグを持参する・地域で生産された食材を選ぶ・賞味(消費)期限の迫った商品を選ぶ等もその一例です。
生物多様性に配慮した商品やサービスを見分ける方法に「エコラベル」があります。「生態系への配慮が行き届いた森林から生産されたもの」や「水産資源や海洋環境を守って取られた水産物」などに表示されています。
商品を選ぶ時は、値段や便利さだけを基準にするのではなく、どこで作られ、どのようにして運ばれてきたのかも意識して、選ぶことが大切です。
エコラベル商品を積極的に選ぶことは、生物多様性を保全する行動の一つであり、また、生物多様性に配慮した生産者や事業者を応援することにもなります。自然と共生する社会を実現するため、エコラベル商品を選びましょう。詳細は、市ホームページ(「福岡市 エコラベル」で検索)でご確認ください。
▽生物多様性について
生物多様性とは、「生きものたちの豊かな個性とつながりのこと」をいいます。地球上には、3千万種ともいわれる多様な生きものが存在し、長い歴史の中で、さまざまな環境に適応しながら進化してきました。生きものは互いに支え合って生きています。
私たちの暮らしは、森や川、海、豊かな農水産物など、生物多様性の恵みに支えられています。この恵みを将来にわたって享受するために、今私たちにできることを考えてみましょう。
▽エコラベルの一例
「FSC(マルアール)認証」
ティッシュペーパー、コピー用紙、鉛筆など
「RSPO認証」
洗剤、ポテトチップスなど
「MSC認証」
明太子(めんたいこ)、ししゃも、ちくわなど
「有機JAS(ジャス)マーク」
バナナ、みそ、納豆など
問い合わせ先:環境調整課
【電話】092-733-5389【FAX】092-733-5592
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