福岡大学では、防災に関心を持つ学生で構成された団体「みらプロ」が、防災の啓発活動などに取り組んでいます。
活動を始めたきっかけや、防災への思いについて、代表の玉川絢子さん(工学部3年生)に話を聞きました。
―活動を始めたきっかけは
大学の夏期セミナーで東日本大震災の被災地を訪問し、現地の学生や、仮設住宅に住む被災者と交流したことがきっかけです。
津波の恐ろしさや、避難所生活で苦労したことなどについて話を聞いたり、被害を受けた建物などを見たりして、日頃から備えておくべきことなどを学びました。
また、地震から10年以上たち、被災地でも防災意識が薄れていることを知り、情報発信や、防災について考える機会をつくることが重要だと気付きました。
―みらプロの目標とこれまでの活動は
大学生に防災について興味を持ってもらい、災害時に率先して避難の声かけなどができる防災リーダーを増やしていきたいです。
学園祭では、防災を身近に感じてもらえるよう、防災ブースを設け、大学で学んだ建築の知識を使って制作した立体型のハザードマップなどを展示しました。
―今後の活動について
県内の高校や自治体と連携して、防災リーダーの育成に取り組んでいきます。
また、これまでの経験や、学生ならではの視点や気付きなどを生かし、地域の人と協力して、区内の防災意識向上にも貢献していきたいです。
問い合わせ先:区企画振興課
【電話】092-833-4053【FAX】092-844-1204
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