皆さん、玄洋校区に小さな考古資料館があることをご存じですか。
「玄洋文化財展示室」は、旧玄洋公民館を利用し、平成30年5月に開設されました。1階は、調査員が常駐し出土品の調査や整理などを行う調査整理室、2階は主に西部8校区の遺跡から発掘された縄文時代から奈良・平安時代にかけての出土品やパネルが展示されています。
西部8校区は、今山遺跡を始め、大塚古墳、丸隈山古墳、飯氏二塚古墳など、古代の埋蔵文化財の宝庫です。JR筑肥線の九大学研都市駅南側一帯の区画整理事業や九大移転に伴う発掘調査などで発見された弥生土器や石斧(せきふ)も展示室に並びます。
市埋蔵文化財センターの榎本所長は、「展示室では、地域で発見された出土品を間近で見学できるほか、遺跡ごとにまとめられた発掘調査の報告書なども閲覧できます。小学生でも楽しめるよう解説や展示も工夫しています。地域の文化財を学び、史跡を身近に感じてもらえたらうれしいです」と話します。
場所:玄洋文化財展示室(今宿一丁目17-24)
開館時間:平日午前9時~午後5時、土日祝午前10時~午後3時
休館日:月曜・年末年始
問い合わせ:市埋蔵文化財センター
【電話】092-571-2921【FAX】092-571-2825
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