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筑後市健康づくり計画を策定 おいしく楽しく食べて健やかなこころとからだづくりを

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福岡県筑後市

▽策定の経緯
市は、「いきいきと健やかに暮らせるまちづくり」を目指し、健康増進計画、食育推進計画、自殺対策計画を策定し、取り組みを進めてきました。今回の計画の見直しに当たり、これら3つの計画の推進が、包括的・効果的な取り組みへとつながるよう「筑後市健康づくり計画」として一つにまとめました(図1参照)。本計画を基に、家庭、地域、学校、関係団体などと行政が一体となって健康なまちづくりを推進します。

▽計画期間
令和6年度~10年度(5年間)

[図1]健康づくり計画イメージ

■第3次よかよかちっご健康のまち21(健康増進計画)
▽現状
本市の平均寿命と健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)は、全国・県平均と同水準です(表1参照)。また、死亡原因は、がん、呼吸器疾患、心疾患、老衰、脳血管疾患の順に多くなっています。

[表1]令和4年度平均寿命と健康寿命(年齢)

資料:平均余命と平均自立期間の見える化ツールver.2.0

▽考え方・方針
がんや脳血管疾患、虚血性心疾患の発症には、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病が関連している場合があります。運動不足や偏った食事、飲酒、喫煙などの生活習慣の改善や検診による早期発見で、発症や重症化を予防します。
本計画では、身体活動・運動や歯・口腔(こうくう)の健康など、分野ごとに幅広く取り組むことで生活習慣の改善を図り、身体的・精神的・社会的な健康増進に取り組みます。

■第4次ちっごの生命をつなぐ食育推進計画(食育推進計画)
▽現状
「食育」という言葉は、多方面で使用され生活の中に定着してきましたが、社会情勢やライフスタイルの変化などの影響もあり、その考え方はさまざまです。特に、ここ数年は、新型コロナウイルス感染症の影響により、会食の制限や黙食の浸透、惣(そう)菜や弁当などのテイクアウト商品の拡大など、大きな変化がありました。
また、令和5年に市が実施したアンケートでは、市民の食育についての関心が低下しています。

▽考え方・方針
食に関するさまざまな知識、正しい食生活、食材を選択する力を習得し、心も身体(からだ)も健やかに健康でいきいきと過ごすことを目指します。
本計画では、「減塩」、「野菜・果物の摂取」、「食育体験」、「共食(きょうしょく)(家族や友人など誰かと一緒に食事をすること)」に重点を絞り、幼少期から取り組むことで食育を推進します。

■第2次こころと生命を支える計画(自殺対策計画)
▽現状
本市の自殺者数は、男性が女性の約3倍となっています。年代別の自殺死亡率は30歳代~50歳代が多く、全国平均を上回っています(図2参照)。

[図2]年代別自殺死亡率(平成25年~令和4年の平均)

資料:地域における自殺の基礎資料(厚生労働省)を基に筑後市で集計

▽考え方・方針
自殺の背景には、精神保健上の問題だけでなくさまざまな社会的要因が絡み合っています。その結果、心の健康を損ない自殺のリスクを高めるといわれています。
市民を含め、関係機関・団体が相互に連携・協力して自殺対策に取り組むことで、一人一人の大切な生命をみんなで支え合い、「誰も自殺に追い込まれることのない社会」を目指します。
本計画では、自殺対策を支える人材の育成のために、市民を対象とした研修の開催、自殺対策や心の健康に関する啓発や情報発信に努めます。

問合せ:健康づくり課
【電話】53-4231

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