市は、公共交通の維持・存続を図り、都市の活力を維持し良好な住環境を保つため、持続可能な公共交通ネットワークの構築に取り組んでいます。
今回からシリーズで、この取り組みについて紹介していきます。
■第1回目「公共交通の現状、市の取り組み」
▽公共交通を取り巻く問題点
市には、地域の公共交通として、鉄道や路線バス、タクシーやコミュニティ自動車が運行しています。これらは、通勤・通学や観光などの重要な移動手段として地域の日常を支えています。
しかし、近年のモータリゼーション(車社会化)の進展により、人や物の輸送のほとんどを自動車が担っていて、公共交通の利用者が減っています。さらに、人口減少や少子高齢化などの影響で、公共交通を取り巻く状況は、今後ますます厳しさを増すことが想定されます(左図参照)。
▽市の目指す将来像
今後、筑後市の人口は減少に転じるとともに、少子高齢化の進行が予測されています。
市は、こうした現状を踏まえ、、地域全体の公共交通の在り方や、住民・交通事業者・行政の役割など、「地域にとって望ましい公共交通網のすがた」を描くため、令和4年3月に「筑後市地域公共交通計画」を策定しました。
将来、人口減少や高齢化が進行したとしても、地域で暮らす幅広い世代の人たちが、生活に必要な施設に容易にアクセスでき、日常生活を維持することができるような公共交通ネットワークの構築に向けて、さまざまな事業に取り組んでいきます。
問合せ:都市対策課
【電話】65-7028
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