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自治体の皆さまへ

相手にも自分にも負けられない戦いが、そこにはある。(2)

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福岡県筑紫野市

■ボッチャ
赤・青チームがそれぞれ6個ずつの球を投げたり転がしたりして、ジャックボールと呼ばれる白いボールにいかに近づけるかを競う競技です。
ジャックボールから離れているチームが次の球を投げることができ、ジャックボール自体をはじいて動かすこともできるため、細かい駆け引きが行われます。
元々は、重度脳性麻ひ者や四肢重度障がいのある人でもできるようにと考案されたスポーツで、パラリンピックの正式種目の一つでもあります。

■グラウンドゴルフ
グラウンドゴルフ専用のクラブ、ボール、ホールポストなどを利用してゴルフのようにボールをクラブで打ち、ホールポストにホールインするまでの打数を数えます。場所によって距離やホールポストの数を自由に設定できるため、どこでも手軽に行うことができるのもメリットの一つです。
長距離の移動がないため、障がいのある人はもちろんのこと、高齢者や子どもでも楽しむことができるスポーツです。

■フライングディスク
プラスチック製の円盤(ディスク)を投げて競うスポーツです。
その中でも、大きく3種類の競技に分かれており、ディスクを決められた輪のゴールに何本通すことができるかを競う「アキュラシー」、いかに遠くまで飛ばすことができるかを競う「ディスタンス」、いかに少ない投数でゴールまでディスクを入れるかを競う「バリアフリーディスクゴルフ」などがあります。車いすの人や知的障がいのある人でも楽しむことができるスポーツです。

■カローリング
カーリングを室内で誰でも簡単にできるようにしたようなスポーツです。ジェットローラと呼ばれるホイールのついた道具を交互に走行させて、ポイントゾーンにある、相手よりも中心に近いジェットローラの数だけ得点を得ることができるというものです。
ジェットローラを走行させるときは片膝立ちや両膝立ち、伏せた状態で行います。

■「障がい者週間」とは
障害者基本法(昭和45年法律第84号)により、「国際障がい者デー」とされる12月3日から「障がい者の日」とされる12月9日までの1週間は、「障がい者週間」と定められています。
誰もがお互いに人格と個性を尊重し支え合う「共生社会」は、一人ひとりがそれぞれの役割と責任を自覚し、主体的に取り組むことで初めて実現できるものです。

■障がいは見えないことも
身体障がいは、身体機能に何らかの障がいがある状態のことです。
障がいは、車いすに乗っている、白杖を使用しているなど、見てわかるものがいます。しかし障がいの中には、耳が聞こえない障がいや、心臓のペースメーカーの手術を受けての障がい(内部障がい)など、外見ではわからない障がいを持つ人もたくさんいます。
このことを一人ひとりが意識し、障がいがある人もない人もだれもが安心して暮らせるまちづくりをめざしましょう。

■軽スポーツ教室
筑紫野市身体障害者福祉協会では、ボッチャ、グラウンドゴルフ、フライングディスクなど、障がいのある人でも楽しめるような軽スポーツ教室を毎月実施しています。筑紫野市身体障害者福祉協会の会員でない、身体障害者手帳を持っている人やその介助の人であれば誰でも参加できます。
また、県主催の軽スポーツ大会などにも積極的に出場しています。過去には、大会優勝など、素晴らしい成績を収めたこともあります。
軽スポーツ教室の開催前には広報紙の「お知らせコーナー」で参加者の募集をしています。

■筑紫野市身体障害者福祉協会
筑紫野市身体障害者福祉協会とは、身体障害者手帳の保持者と、その介助を行う人で構成された団体です。市が委託している軽スポーツ教室事業などの活動をはじめ、いろいろな事業を通して、障がいのある人が楽しみや生きがいを自分自身で見つけようという仲間づくりをめざしています。
【電話】926-6002
※火・水・金曜日、10時〜16時

■スポーツは楽しい!
軽スポーツ教室参加者 岡部隆美さん
私は34歳の時に腰を痛めて手術を行い、障がいを抱えて激しい運動ができなくなりました。それでも、体を動かすことやスポーツをすることが好きで、かれこれ40年以上、軽スポーツを行ってきました。
軽スポーツは身体に障がいがある人も無理なくスポーツをすることできるので楽しいですね。重度の障がいの人も参加者皆でサポートしあって一緒に楽しんでいます。いろいろな軽スポーツに参加していますが、グラウンドゴルフが一番好きですね。孫からプレゼントしてもらったグラウンドゴルフのクラブやシューズは宝物です。
これからも体が動く限り、軽スポーツを続けていこうと思います。

■つながりのきっかけに
筑紫野市身体障害者福祉協会 古賀眞理子さん
軽スポーツ教室ではこれまでさまざまな軽スポーツを行ってきました。令和5年度は6種目を行っています。興味のある軽スポーツなどがあればご提案いただければ、企画できるか考えることができます。
軽スポーツは誰もが参加でき、みんなと一緒に楽しむことができるスポーツです。障がいの有無にかかわらず、人は孤立したり人との交わりがないと活力が出ないものです。人とのつながりのきっかけになればと思います。
まずは、興味のある人はご相談ください。事前見学も歓迎しています。当協会には障がいのある仲間がたくさんいます。皆さんも一緒に、いきいきとした楽しい生活を過ごしましょう。

■ご存知ですか?ヘルプマーク
「ヘルプマーク」とは、内部障がいや難病の人、妊娠初期の人など、外見からはわからない援助や配慮を必要としている人が、周囲にそれを知らせることで援助を得やすくするためのマークです。
ヘルプマークを見かけたら、電車やバスの中では席を譲ったり、駅や商業施設で助けが必要な様子だったら声をかけるなどの配慮をお願いします。

■ヘルプマークの配布
ヘルプマークは、福岡県障がい福祉課や生活福祉課障がい者福祉担当で配布しています。利用を希望する人は問い合わせください。
また、詳細は市ホームページを確認してください。
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問合せ:生活福祉課障がい者福祉担当

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