ときは令和6年。全世界では、地球温暖化が叫ばれ、温暖化による海面上昇や作物収穫の減少など、環境問題の観点から地球の未来が嘆かれていた。
そんな社会を見かね、立ち上がる男が一人。二酸化炭素(CO2)を削減(DE)し、環境に良いエコ(ECO)な生活を作り出すという使命を背負い、今、デコ活侍が世に蔓延(はびこ)る無駄なCO2を斬って斬って斬りまくる!
■いま迫(せま)る、地球(ちきゅう)の危機(きき)の巻(まき)
気象庁の発表によると、国内でも世界でも年間の平均気温は上昇傾向にあります。このまま地球温暖化が進行すると、海面上昇や食糧不足、熱波による疾病や死亡などが引き起こされると言われています。
今後の地球温暖化を防ぐには、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスを抑えることが大切で、今を生きる私たちがどのように活動するかによって地球の未来は変わってきます。
そして現在、これ以上の地球温暖化を防ぐために、CO2を減らす(DE)と環境に良いエコ(ECO)を組み合わせた新しい言葉の「デコ活(DECO活)」が注目されており、その活動が重要になってきています。
■意外(いがい)と多(おお)い!?家庭(かてい)から出(で)る二酸化炭素(にさんかたんそ)の巻(まき)
日本国内におけるCO2排出量全体のうち、約15%は家庭から排出されています。省エネや、再生可能エネルギーの利用、5R(リデュース、リユース、リサイクル、リフューズ、リペア)の実践など、一人ひとりの取り組みによって家庭全体のCO2を減らしていくことができます。
まずは、家庭、学校、職場、地域などでできることから始めてみませんか。
出典:温室効果ガスインベントリオフィス/全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト
■CO2を斬る!家庭(かてい)でできるデコ活(かつ)の心得(こころえ)
▽節電は我慢にあらず!
節電は節約の第一歩
エアコンはフィルター掃除で効率が上がり月約990円の電気代節約に。他にも、電灯のLED化など、快適さはそのままに節電できる方法はたくさんあります。
・フィルター掃除で1台、年間15.6kgのCO2をカット!
▽危うきときは避難でござる!
「涼み所」でひとやすみ
室内ではクールビズで快適に過ごし、外での運動や買い物、お出かけの際に暑さを感じたらクーリングシェルター(避暑施設)でひと涼みを。
・クールビズで一世帯、年間5.3kgのCO2をカット!
▽旬の食材選びも大切でござる!
感謝の心で食べ残しゼロへ
料理の作り過ぎ、野菜の皮や茎などの捨て過ぎに注意。買い物前に冷蔵庫の中をチェックすることで買い過ぎ、買い忘れを防ぐことができます。
・食品ロスの削減で一世帯、年間5.4kgのCO2をカット!
▽捨てるだけではもったいない!
捨てればごみ、混ぜれば肥料
生ごみと基材をダンボール箱で混ぜるだけで肥料を作ることができます。ごみが減るだけでなく資源の有効活用にもつながる、環境にやさしい取り組みです。
・生ごみの肥料化で一世帯、年間18kgのCO2をカット!
▽地球も健康も守るでござる!
まちを歩み景色を味わうぞ
できるだけ徒歩や自転車、電車、バスを使ってエコに移動してみましょう。歩くことは健康維持にもつながります。車を運転する場合もエコドライブで!
・通勤手段などの見直しで、年間161.1kgのCO2をカット!
一言でデコ活と言っても、その活動はさまざま。今回紹介した心得も一部でござる。
まずは無理せず自分でできることから始めることが、これからの地球と未来を救うことになるでござるよ。
デコ活侍
問合せ:環境課
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