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特集 つなぐ、つながる。地域(ちいき)と学校(がっこう) 地域学校協働活動(1)

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福岡県筑紫野市

地域と学校の連携。それは未来を担っていく子どもたちを地域全体で育てるとともに、地域の活気や地元の人の生きがいにもつながっています。
きっと、学校が好きになる。地域と学校が「つなぐ」「つながる」地域学校協働活動を中心に、地域と学校のイマを紹介します。

■これからの学校と地域
少子高齢化の進行、グローバル化や情報化の進展、地域社会のつながりや支え合いの希薄化など、急激な社会の変化に伴い、学校と地域を取り巻く課題はますます複雑化、多様化しています。
こうした課題に対応し、子どもたちが「生きる力」を身につけるために、学校と地域住民などが力を合わせて学校運営に取り組む「コミュニティ・スクール」と、地域と学校が相互にパートナーとして行う「地域学校協働活動」の一体的な推進が必要です。そのためにはまず地域と学校が目標やビジョンを共有することが重要となります。

■コミュニティ・スクール
市では、平成25~29年度の5カ年をかけて、全ての小中学校で「コミュニティ・スクール」を導入しています。「コミュニティ・スクール」とは、学校、家庭、地域が共通理解を持つための場である「学校運営協議会」を設置した学校のことです。学校運営協議会では、学校と地域住民や保護者などが学校運営の方針や必要な支援などについて協議しています。
コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)を通じ、子どもを取り巻くさまざまな立場の人が学校運営への参画や支援、協力を行うことで、「地域とともにある学校づくり」がより一層進み、質の高い学校教育が実現することをめざしています。

■地域学校協働活動
「地域学校協働活動」とは、「コミュニティ・スクール(学校運営協議会)」で共有された目標を達成するため、地域と学校がパートナーとして行う連携・協働の具体的な取り組みのことです。
一例としては、登下校の見守りや、花壇や通学路などの学校周辺環境の整備、体験活動、放課後の学習活動などです。
この取り組みを進めるため、市では令和5年度から主に、学校運営協議会で協議したことを地域との活動へとつなぐ役割の「地域学校協働活動推進員」を各学校に配置しています。
「地域学校協働活動」を進めることで、より幅広い地域住民の参画を得て、地域全体で子どもたちの学びや成長を支えるとともに、「学校を核とした地域づくり」をめざしていきます。
コミュニティ・スクールと地域学校協働活動。一体的な推進による相乗効果を期待して、新たな一歩を踏み出しました。

■それぞれのメリット
▽地域は…
・生きがいにつながる
・地域でのネットワーク形成ができる
・地域の活気につながる

▽家庭は…
・学校や地域への理解が深まる
・地域での子育てという安心感が得られる
・地域の人たちとの関係が構築できる

▽子どもたちは…
・学びや体験活動が充実する
・いろいろな大人と交流できる
・地域への愛情が芽生える

▽学校は…
・地域の人たちの理解と協力が得られる
・負担が軽減され、教育活動が充実する
・子どもと向き合う時間が増える

■コミュニティ・スクールと地域学校共同活動(ちいきがっこうきょうどうかつどう)の関係(かんけい)

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