■家庭でルールをつくりましょう
子どものインターネット(以下、ネット)の利用はますます低年齢化し、さらにコロナ禍で、ネットやオンラインゲームの利用時間も増えています。ネット依存、ゲーム依存という言葉を見聞きして、不安に思っている保護者も多いのではないでしょうか。そこで今回は、子どものネット利用の現状とルールづくりのポイントを紹介します。
内閣府のデータによると、スマートフォンの利用時間は小学生では1時間未満が多いですが、中学生・高校生となるにつれて増加し、高校生では5時間以上利用する割合が22%にものぼっています。また、小学生では動画視聴やゲームが多く、中学生になるとSNSなどのコミュニケーションツールの利用や音楽視聴が加わり、高校生になるとさらに幅広いコンテンツを利用しています。
ネットのコンテンツにもいろいろありますが、その中でも一番厄介なのがゲームです。最近はシューティングゲームやバトルロイヤル系のゲーム(生き残りを目指すゲーム)が人気で、一定の時間がかかり、終わりがないのが特徴です。さらに何人かのチームで行うものは、責任感から自分だけ抜けにくい状況になるため、ゲームをする時間が長くなってしまいます。ゲーム自体を娯楽として楽しむ分には問題ありませんが、ゲームに依存すると、朝起きられない、昼夜逆転、成績低下、学校の欠席、不規則な食事など生活するうえで支障が出てきます。
スマートフォンやゲームの依存から子どもを守るためには、家庭でルールをつくることが重要です。ただし、ルールづくりは保護者が一方的に押しつけるのではなく、子どもと一緒に利用目的や利用場所・時間帯を話し合って決めることが大切です。また、そのルールは、成長に合わせ少しずつ変えていくことが必要です。それぞれの家庭のオリジナルルールを決め、親子ともにストレスにならないように、上手にスマートフォンやゲームと付き合っていきましょう。
問合せ:社会教育係
【電話】223-3546
<この記事についてアンケートにご協力ください。>