■暑い季節は始まっています 熱中症を予防しよう!
令和5年度(5月~9月)に熱中症で救急搬送された人数は全国で9万人以上。令和4年度の同期間と比べると、2万人も増加しました。
熱中症を正しく理解し、熱中症対策をしましょう!
◇熱中症とは
熱中症とは、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れて、体温の調節機能が働かなくなることで、けいれんや頭痛、意識障害などのさまざまな健康障害を起こす状態のことです。
◇症状によって重症度が次の3つに分けられ、対応処置もかわります
○周りにいる人が熱中症かも!取るべき行動は?
・呼びかけに応えるか?
反応がある⇒上記「現場での対応」を行う
反応がない⇒救急車を呼ぶ!
※反応があっても、重症の場合は、救急車を呼ぶ!
◇熱中症を起こす条件
個人の耐性や体調に応じて、適切に予防していくことが大切です。
○環境
・気温が高い
・急に暑くなった
・湿度が高い
・風が弱い
・照り返しが強い場所
○体
・体調不良(風邪、二日酔い、ストレス、栄養不良、睡眠不足など)
・高齢者
・暑さに慣れていない
・乳幼児
・持病
○行動
・激しい運動や労働
・暑い場所での作業
・十分な休養が取れない
◇予防と対策
熱中症警戒(ねっちゅうしょうけいかい)アラート発表時は特に注意
■知っていますか?夜間熱中症
実は夏の熱中症の約4割は夜間に発生しており、熱中症で亡くなる人の3割以上が夜間に死亡しています。
夜は初期症状を自覚できなかったり、脱水状態になりやすいため、昼間と同様に注意が必要です。
◇夜間熱中症への対策
(1)適切な温度・湿度の調整
・人が快適に眠るには、温度26度以下、湿度50~60%の環境がいいと言われています。
・夜間に熱中症で亡くなる人のほとんどがエアコンをつけていません。
※特に高齢者は暑さを感じにくくなっていることが多いため、室内に温度計などを置いて温度を確認することが大切です。
※エアコンはタイマーを使用せずに朝までつけたままにしましょう。
(2)入眠前、起床時の水分補給
・寝ている間にコップ1杯以上の汗をかきます。入眠前・起床後には水分補給をしましょう。
問合せ:健康づくり係
【電話】223-3533
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