インターネットは、パソコンやスマートフォン、タブレットなどを使って簡単に利用できます。また、さまざまなアプリやSNSの活用で、コミュニケーションの輪が広がります。世界中のウェブサイトにアクセスできたり、遠く離れた人とも写真や動画を共有することができたりと、インターネットは世界中のさまざまな人やモノとつながることができる便利なツールです。一方で、使い方を間違えると、事件や犯罪に巻き込まれるきっかけになるなど、人を傷つける「凶器」にもなります。軽い気持ちで投稿したメッセージや写真が、他人や自分自身の名誉、プライバシーを侵害し、時には平穏な生活や身体・生命を脅かす事態につながることもあります。また、気づかないうちに、自分の人権が侵害されたり、他人の人権を侵害したりするかもしれないことを忘れてはいけません。あなたもインターネット上で、誹謗(ひぼう)中傷や、プライバシーを侵害するような書き込みを見たことがあるのではないでしょうか。そのようなインターネット上の人権侵害は、近年、増加傾向にあり、実はとても身近で、深刻な社会問題となっています。
インターネット上の人権侵害は、一部の人だけに起こることではありません。使い方次第で、誰もが「被害者」にも「加害者」にもなる可能性があるのです。そのため、インターネット上で発信をしたり、他人の投稿をシェアしたりする前に、それが誰かを傷つけたり、自分の身を危険にさらしたりする可能性がないか、他人が発信した情報を再投稿・拡散する前に、その情報が正しいかどうか、他人の不利益にならないかどうかを十分に考えましょう。
万が一、インターネット上の書き込みなどで人権侵害を受けた場合は、一人で悩まず、インターネット人権相談受付窓口へ相談しましょう。
芦屋町人権・同和教育研究協議会
問合せ:社会教育係
【電話】223-3546
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