■[県内初]JALアスリート社員が「夢」「努力」「成長」を伝える夢の授業
▽トップアスリートが贈るメッセージ
赤村と日本航空株式会社との包括連携協定事業の一環として、11月9日に赤中学校全校生徒(計83人)を対象に「JALアスリートアカデミー」が開催されました。
登壇したのはJALアスリート社員の山本凌雅(やまもとりょうま)選手(三段跳)、土井杏南(どいあんな)選手(短距離走)、戸邉直人(とべなおと)選手(走高跳)の3選手。オリンピックや世界陸上への出場経験を有するトップアスリートたちは、講演と実技を通じ、スポーツの魅力と夢に向かって努力することの大切さを伝えました。
当日の司会を務めた戸邉選手は「何かを成し遂げようとしたとき、短期的な努力をしてもうまくはいきません。心から楽しいと思えること。それはスポーツでも、芸術でも、音楽でも、何でもいいんです。夢中になれるものを見つけて、がんばってください」と語りかけました。
▽生徒からのQandA
Q.陸上部で中距離走に取り組んでいます。
速く走るためにはどうしたらよいですか?
A.足以外の筋肉を鍛えることを意識してみてください。
腕や背中が強くなると踏み込む足が強くなります。
Q.国際大会に出た前後で心の変化はありましたか?
A.初めて世界で戦った時、レベルの高さや、他の選手の考え方の違いを知りました。
その分、自分がひとつレベルアップしたような気もして。
いままで以上に「結果を出したい」と思えるようになりました。
Q.食事で気をつけるべきことは何ですか?
A.中学生は体を作る大切な時期です。
好き嫌いをせず、体に良いものをたくさんたべてください。
Q.メンタルケアはどうしていますか?
A.本音を言えば、苦しいことの方が多いです。
「早熟」だと思われないように、努力を続ければ、ずっと上を目指していけるんだぞ、とプレーで見せる気持ちでいます。
■生徒が間近で目にする一流の技
▽3つの種目を実演・練習
講演後にはグラウンドで生徒たちを前に実力を披露しました。トップアスリートたちの華麗な技術とスピード、高さのあるジャンプを目の当たりにした生徒たちは大はしゃぎ。生徒たちと選手が一緒に練習する機会も設けられました。
JALと赤村の包括連携協定事業により、県内で初めて開催がかなった夢の授業。アスリートたちとのふれあいは、さまざまな思いが沸き立つ、心に残る楽しい1日となりました。
◇いつも冷静な「空飛ぶ科学者」日本記録保持者
戸邉直人(とべなおと)選手
《走高跳》2m35cm(日本記録)
・2019年 日本選手権優勝
・2019年 ワールドインドアツアー総合優勝
・2021年 日本選手権優勝
・2021年 東京オリンピック決勝進出
◇明るく爽やかな「チームJAL」キャプテン
山本凌雅(やまもとりょうま)選手
《三段跳》16m87cm
・2016年 日本選手権優勝
・2017年 日本選手権優勝
・2017年 世界陸上ロンドン日本代表
・2019年 アジア選手権7位
◇小さな身体に熱い闘志を秘めるスプリンター
土井杏南(どいあんな)選手
《短距離走》
100m:11秒43
200m:23秒63
・2012年 ロンドンオリンピック日本代表
・2015年 アジア選手権リレー2位
・2019年 世界リレー日本代表
・2019年 日本選手権準優勝
問合せ:総務課企画調整係 窓口(6)
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