文字サイズ
自治体の皆さまへ

五月晴れの空へと響く祭囃子 光明八幡 我鹿八幡 神幸祭

2/24

福岡県赤村

◆五月晴れの空へと響く祭囃子(まつりばやし)
光明八幡(こうみょうはちまん) 我鹿八幡(あがはちまん)神幸祭(じんこうさい)
5/4・5

毎年初夏に各地で行われる神幸祭。
上赤区(光明八幡神社)・下赤区(我鹿八幡神社)では山車やまがお披露目され、田植えを待つ新緑の里には、色鮮やかな幟旗が映えました。

▽壮麗な山車が里を行く 上赤区・光明八幡神幸祭
上赤区(光明八幡神社)はコロナ禍を経て5年ぶりに高さ約20メートルの山笠(大山)が建ちました。山車の上で舞う白化粧の「木遣(きや)り取り」に合わせ住民50人ほどが手綱を引き、神社の参道300mを往復しました。
祭り文化を継承しているのは地元青年団らで構成される「勇志会(ゆうしかい)」。そろいの法被を身にまとい、威勢の良い掛け声で山車を押しました。「思いつきで数日で建てた」という、新調の「子ども山車」には、木遣り取りを務める2人が幼年時に使った鯉のぼり飾りを使用。山車(大山)の後を追う形で参道を進みました。
各家庭に毎年配られる、稲穂を模した縁起物・馬簾(ばれん)200本はすべて子ども会の手作りです。大人たちが竹を細長く切り分け、紙飾りを子どもたちが貼りつけました。「もらわんと、年が始まった気がせんのよ」と手にした住民からは笑みがこぼれました。

▽まちを練り歩く神輿と山車 下赤区・我鹿八幡神幸祭
下赤区の山車(大山)は見送りとなり、氏子らによる神輿と双葉子ども会の「子ども山車」が2日間にわたり区内各地を練り歩きました。立ち寄った家々では炊き出しや飲み物、菓子などが振舞われました。大人12人がかりで台車の片輪を持ち上げる名物の大回転には歓声と拍手が贈られました。

▽祭りの熱気は冷めやらず 「御旅所(おたびしょ)」眠らない夜
4日夜にはイベントが催されました。今川公園(下赤区)では地元の子どもたちが中心の太鼓グループ・我鹿太鼓が登場し、迫力ある演奏が披露されました。
上赤分校(上赤区)では大内田神楽による神楽の奉納が行われ、約2時間にわたり演舞が披露されました。
1年に1度、神輿に乗った神が社(やしろ)から里へと旅に出て「五穀豊穣」「無病息災」を村にもたらす、というのが神幸祭の物語。御旅所は夜遅くまで熱気に満ち、人々の笑顔にあふれていました。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU