概算工事費:39億5699万7000円
赤小学校、赤中学校が同じ校舎に内在する「小中一貫型」新校舎の建設事業。令和9年4月の開校に向け、着々と準備が進んでいます。
基本構想に掲げた整備コンセプト「新しい時代に向け地域とともにある学校」「子どもの可能性を広げやさしくたくましい子を育てる学校」を元に完成した基本設計をお知らせします。
赤中学校
・校舎は解体し駐車場に
・体育館は改修し今後も利用
○平面図のイメージ(基本設計完成時点)
※詳しくは本誌5ページをご覧ください。
※番号の解説は本紙6ページ
【もっと知りたい!新校舎のことQandA】
Q いつ完成するの?
A 令和9年4月に開校します。令和9年3月までは現在の校舎をそのまま使用します。
Q どこに建てるの?
A 中学校グラウンド北端に建設します。新校舎完成後に中学校校舎は解体し、駐車場として整備します。
※小学校校舎は学校施設から除外
Q フロアはどうなる?
A 1階と2階を小学校、3階を中学校とします。特別支援教室は1階西側に、管理エリア(職員室など)は2階に集約します。
Q 体育館や運動場は?
A 小学校運動場を低学年用、中学校運動場を高学年用として使用します。中学校体育館は改修(屋根・空調・LED照明)し、新校舎の体育館として使用します。
※小学校校舎は学校施設から除外
Q 給食センター(ランチルーム)や特別教室棟は?
A 両施設とも継続して使用します。
■「一貫型」新校舎の計画概要
(1)交流スペース(1階校舎中央)
校舎を南北に通り抜けられる「交流ピロティ」と「交流広場」を設置し、学年を越えた児童生徒の交流や、地域住民との交流を促進します。
建物中央に位置する1階から3階まで視線が通る「大階段」は異学年交流や教職員の見守りを可能にします。
(2)児童・生徒以外も使える「地域図書館」設置(1階北側)
住民センター併設の図書室を移転し、新校舎内に地域の人が利用できる地域図書館を設置します。児童生徒は学校図書館(2階)と行き来できるようにします。駐車場に面する形で設置し、一般利用者の動線を確保します。
(3)「ユニット化」する学びの場
教室の間に少人数授業用教室と更衣室を設け、ユニット化(一体化)します。小学生には連続する学年の共同的な学習を、中学生には高校受験を見据えた独立性の高い学習環境を提供できます。教室には黒板を置かず、ホワイトボードとプロジェクターを設け、ICT教育を推進する環境を整えます。
特別支援学級は小・中学校を集約し、1階西側に設置します。専用テラスを設け、独立性の高い、落ち着いた学習環境を提供します。
(4)あそび場エリア
西側の法面を利用して滑り台とボルダリングができる壁を設け、児童生徒の体力向上に役立てます。
(5)快適な職場環境
小中学校の教職員が利用できる「ラウンジ」を設け、連携を促進し共に作業が行える空間とします。
(6)歩車分離の動線で徒歩通学をサポート
グラウンド南側を改修し、徒歩通学のための正門を設置します。現在の正門付近は安全な送迎のために車道を拡幅し、一般利用者のための歩道を新たに設置します。これにより児童生徒を「しっかりと学校を見据えて歩く」という動作に導き、体力向上だけでなく学習への気持ちの切り替えを促します。
《自然エネルギーの活用》
屋根上部のトップライト(天窓)により自然採光を取り入れます。
換気窓により空気が循環する、エコで快適な校舎となります。
屋根に太陽光パネルを設置し、発電量がわかるモニターを昇降ホールに置くことで、環境教育に役立てます。
詳しくは赤村ホームページ「小中一貫型赤小学校・赤中学校建築設計業務_概要版」をご覧ください。
問合せ:教務課学校建設係 窓口(7)
【電話】47-9550(内線914)
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