■美しい環境を保つために~水質検査結果の公表~
遠賀町では、水質保全の参考とするため、河川や池の水質検査を年2回実施しています。
8月29日に実施した全13カ所の水質検査の結果、次の河川や池で環境基準を超えていましたが、人為的な汚染の進行を示すものではありませんでした。
今後も経過観察していきます。
◆検査結果
▽西川(虫生津橋)(遠賀町浅木)
BOD※1、SS※2、大腸菌数※3の基準超過が見られました。水位が低い状態での採水であったため、川底の堆積物の流入などが数値に影響したものと推測されます。
▽山田川(遠賀町浅木)
pH値※4の基準超過が見られました。水質がアルカリ性の傾向を示しており、植物性プランクトンなどの光合成が影響したものと推測されます。
▽蟹喰池(がにはみいけ)(遠賀町大字尾崎)
COD※5、全リン※6の基準超過が見られました。土壌などの地質由来の影響のほか、閉鎖水域で池への流入水が少ないことから、草木や落ち葉の腐食物が滞留し、数値に影響したものと推測されます。富栄養化の進行が懸念されます。
▽添ヶ谷池(遠賀町若葉台)
CODの基準超過が見られました。土壌などの地質由来の影響のほか、閉鎖水域で池への流入水が少ないことから、草木や落ち葉の腐食物が滞留し、数値に影響したものと推測されます。富栄養化の進行が懸念されます。
◆検査項目の用語解説
※1 BOD(生物化学的酸素要求量)
水中の有機物による汚濁を示すもの。水中の有機物を微生物が分解するときに消費する酸素の量で、数値が大きいと汚濁が進んでいることを示す。
※2 SS(浮遊物質量)
粉径2mm以下の水に溶けない物質のこと。水の濁りの原因となる。
※3 大腸菌数
水のふん便汚染の評価の指標となるもの。数値が大きいと人や動物の排泄物による汚染が進んでいることを示す。
※ 4pH値(水素イオン濃度)
水中の酸性・アルカリ性の度合いを示すもの。0~14までの数値で示され、数値が小さくなるほど酸性が強く、大きくなるほどアルカリ性が強くなる。
※5 COD(化学的酸素要求量)水中の有機物などによる汚濁を示すもの。水中の有機物および無機物を微生物などが分解するときに消費する酸素の量で、数値が大きいと汚濁が進んでいることを示す。
※6 全リン
水中における全てのリンの量を示すもの。富栄養化の評価の指標となる。
問い合わせ:環境衛生係
【電話】093-293-1241
■助け合いで命を守る 避難行動要支援者名簿に登録を
避難行動要支援者名簿は、障がいやその他の理由で緊急時の避難に支援を必要とする人をあらかじめ登録する名簿のことで、「避難支援者」として近所の友人・知人なども登録します。
登録した内容は、災害時の避難誘導や安否確認などを速やかに行うために使用され、町や各区の自主防災組織を中心とした関係機関で共有します。また、平常時の見守り活動から使用することで最新の情報を維持していきます。いざという時に大切な命を守るため、積極的な登録をお願いします。
対象:次の(1)~(3)を全て満たし、要件のいずれかに該当する人
(1)在宅者(施設などに入所していない)
(2)家族の支援では避難所へ行くことができない
(3)災害時の避難に支援を要する
[要件]
・介護認定が要介護3以上の人
・身体障害者手帳1級または2級の人
・療育手帳が総合判定Aの人
・精神保健福祉手帳1級または2級の人
・福岡県特定疾患治療研究事業実施要綱に定める対象者で特定疾患医療受給者証を持っている人
・妊産婦(申請日現在)
・乳幼児(申請日現在)
・上記以外の事由で自力での避難が困難な人
問い合わせ:
防災安全係【電話】093-293-1234(代表)
福祉高齢者支援係【電話】093-293-1294
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