■必要不可欠な「水」いまの備蓄で災害を乗り切れますか?
1月に発生した能登半島地震では、水道の復旧にかなりの時間がかかっています。災害などが起きたときのために「飲料水」を備蓄している人は多いと思いますが、災害時は飲料としての水だけではなく、生活の中で使用するあらゆる水が制限されることになるのです。災害時においても、手指の衛生対策や食器の洗浄、トイレなどの「生活用水」は、感染症や食中毒の予防に必要不可欠です。
一般的に、飲料水は1人当たり1日3L、生活用水は1日10~20L必要といわれ、対策なくして災害を乗り切ることはできません。災害時を想定して、適切な量を確保しておくと同時に、日ごろから節水を心がけてみましょう。
「とりあえず、なんとなく、備蓄しておけば大丈夫」では危険です。備蓄品と併せて「知識」も蓄えておくと、状況が刻々と変化する災害時でも、工夫したり、臨機応変に行動することができ、大切な命を守ることにつながります。
◆MEMO 災害時の節水に役立つアイテム
▽ラップ、ビニール袋
食事の際に食器を覆って使用!取り換えるだけで、洗う必要がなくなり、水を使用しなくても衛生的に食事ができます。
▽ドライシャンプー
水を使わない洗髪料!水で洗い流すことなく、髪や頭皮などを清潔に保つことができます。
▽歯磨きシート
指に取りつけて口腔ケア!水だけでなく、歯ブラシも歯磨き粉も使わずに、虫歯や口臭を防ぐことができます。
問い合わせ:防災安全係
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