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自治体の皆さまへ

特集2 地域の絆を大切に ~私たちの暮らしを支える自治会~

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福岡県遠賀町

「この前ごみステーションや近所の公園を掃除している人を見かけたよ。清掃業者の人じゃなさそうだったけど、誰だったのかな?」
「最近は大きな災害が多いから、避難訓練に参加したいけど、どうしたらいいのかな?」
「うちの子一人っ子だし、子どもたちが交流できる活動みたいなものがあれば参加させたいな。」
それ、実は「自治会」が主体となって行っている活動なんです!

■自治会って何?
地域に住む人たちが安全安心に暮らせるよう、公民館の管理や清掃・防犯活動、子ども会や老人クラブの運営、災害への備えなど、地域住民の暮らしに密着したさまざまな活動を自主的に行う住民組織です。
遠賀町には、現在23の地区があり、それぞれに自治会があります。
自治会の活動は、皆さんと地域をつなぎ「いざという時に助け合える絆」を育む役割を果たしているのです。

■自治会活動に参加しよう
最近は「自治会に入らなくても困らない」という声を多く聞きますが、その困りごとのない生活は自治会の活動によって成り立っています。
例えば、日常的に利用するごみステーション、住宅街の中にある防犯灯、これらの管理は自治会が行っています。
また、災害時の声かけや登下校時の子どもたちの見守りについても自治会が中心となって行っています。
そのため、参加しない人が増えると、こういった身近な生活環境が維持できなくなるかもしれません。
自治会の活動に不安がある人も、まずは地区のリーダーである区長に相談し、自分なりのやり方で参加してみませんか。
自分が住んでいる地区の区長は5ページの表で確認してください。

「顔の見える関係性を築いておくことで災害などのいざという時も安心だね!」
「近所の子どもたちと交流できる子ども会は子どもたちにとってもうれしいイベント!」
「防犯灯は自治会が維持・管理しているんだね。夜道は危険だからとても助かってるな~」

■区長さんに話を聞いてみました!
▽自治会活動を行う上で工夫していることはありますか?
「パソコンなどを使用して業務の合理化を図る」
「町報の配布を組長にしてもらっていたが、元バイク便の人にお願いする」
「組長会議の頻度を減らす」
など、自治会役員の負担を少しでも減らすよう取り組んでいます。
また、地区の公式LINEを作り、町の情報発信や災害時の連絡ツールとして活用していますよ。

▽新町区独自に「おたすけ隊」を設立したと聞きました。
きっかけは、自分の土地の草刈りができずに困っていた住民さんです。地区として、そうした困っている方の力になるために「新町区民サービスおたすけ隊」を結成しました。
今では区内だけでなく、エリアを問わず力になれるよう、法人化して「NPO法人おんがおたすけ隊」を設立し、有償ボランティアとして、自治会や行政の支援をメインに活動しています。

▽自治会としての課題はありますか?
役員の高齢化や後継者がいないこと、自治会への加入者が減っていることなどですね。
役員の高齢化や後継者がいないことについては、先に述べたとおり、役員の負担をできる限り減らして、課題解消に向けて取り組んでいますが、自治会加入者の減少については、なかなか厳しいところです。
加入率を上げるためには、今までのスタイルを変え、今の世代に合わせたやり方で行うことが必要だと考えています。

「全て楽しみながら活動しています。人とつながることはおもしろいですよ!」
新町区 白川区長(区長3年目)

※令和6年度 各自治会役員の皆さんは、本紙をご覧ください。

問い合わせ:庶務法制係
【電話】093-293-1234(代表)

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