◆ブロック塀の維持管理および安全確認は、所有者の責任です
平成30年に発生した大阪北部地震では、児童が倒壊したブロック塀の下敷きとなり、尊い命が奪われました。
令和5年9月には福井県内の民家ブロック塀が崩落し、通学中の児童が受傷するなど、事故は現在も起こっています。
ブロック塀は、プライバシーの確保、防犯、防火など私たちの暮らしを守る重要な役割を果たしていますが、地震発生時には倒壊や落下により市民の命を脅かす恐れがあります。
特に、道路沿いにある塀が倒壊すると、通行人への被害のほかにも緊急車両の通行の妨げになるなど、避難や救助活動にも影響を及ぼします。
◆ブロック塀の撤去工事費用の一部を補助
市では、ブロック塀の倒壊による被害を未然に防ぐために、通学路や避難路に面する危険なブロック塀の撤去を促進しており、撤去工事に要する費用の一部を補助しています。
ブロック塀の安全確認を行うとともに、危険なブロック塀については撤去の検討をお願いします。
◆ブロック塀撤去をご検討されている方が増えています
ブロック塀を撤去したAさんの声
「通学路なので、ブロック塀が倒れて子どもたちにもしものことがあったらと心配していました。」
◆主な補助要件
◇1 補助対象工事
市内の業者が施工するブロック塀を撤去する工事
◇2 補助額
工事費(消費税を除く)の2/3かつ上限15万円
◇3 補助対象となるブロック塀など
(1)補強コンクリートブロック造、組積造(れんが造、石造、鉄筋のないブロック造)の塀ただし、土留め部分は対象外
(2)道路に面し、道路からの高さが1m以上であること
(3)倒壊の危険性が高いもの
※市職員が補助対象となるか判断するために現地調査を行います。ご検討の際は必ず工事着工前に都市計画課まで問い合わせください。
◆ブロック塀の点検チェックポイント
ブロック塀について、以下の項目を点検し、ひとつでも不具合があれば危険なので改善しましょう。
まず外観で1〜5をチェックし、ひとつでも不適合がある場合や分からないことがあれば、専門家に相談しましょう。
1.塀の高さは地盤から2.2m以下か。
2.塀の厚さは10cm以下か。(塀の高さが2m超2.2m以下の場合は15cm以上)
3.塀の長さ3.4m以下ごとに、塀の高さの1/5以上突出した控え壁があるか。
4.コンクリートの基礎があるか。
5.塀に傾き、ひび割れはないか。
(専門家に相談しましょう)
6.塀の中に直径9mm以上の鉄筋が、縦横とも80cm間隔以下で配筋されており、縦筋は壁頂部および基礎の横筋に、横筋は縦筋にそれぞれかぎ掛けされているか。基礎の根入れ深さは30cm以上か。(塀の高さが1.2m超の場合)
出典:パンフレット「地震から我が家をまもろう」日本建築防災協会 2013.1より一部改
問い合わせ:都市計画課 開発・公共交通担当
【電話】408-7996
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