◆14歳からのメッセージ
小さな行動一つが自然にも、自分にも、大きな影響を与えます
市内中学校に通う山本 大晴(やまもと たいせい)さんは、小6の時、中ノ島公園で開催された「海の標本博物館」の小学生解説員に応募。大人顔負けの情報収集力と知識、観察眼に来場者もびっくり!
山本さんが解説員を務めた海の標本博物館で忠政 雄大(ただまさ ゆうだい)さんと出会います。忠政さんは、恐竜や鳥類に興味があり、那珂川市内や岡山県にある祖母の家に行った時には鳥を「探す」、「見つける」、「記録を取る」を繰り返し、鳥類と環境のつながりを探求しています。
海の標本博物館で出会った二人は、昨年11月に開催された「環境フェア」に出展。お互いの研究していることや、これまで集めた標本を基に自分たちの言葉や集めた標本で自然環境を守ることの大切さを伝えてくれました。
山本さんと忠政さんは「環境保全とは、自然のままの環境を維持しようとすること。これは、地球規模の大きな課題です。
ただ、いざ解決するために、何に取り組めばいいのかは、なかなか考えられないと思います。ですが、小さく思える行動一つが自然に大きな影響があることを知ってほしいです。
まずは、地域・学校・家など自分の生活に近い身近なところから考えてほしいです。例えば、飼えなくなった魚を川に逃がすことは、国内外来種を生むことになり、環境破壊そのものになってしまいます。
◇自然に「関心を持って」「アンテナを立てて」
自然に対して意識・関心を持っている人は『心のアンテナ』が、自然を見る・聞く・感じる方向に向いています。
自然に関心があれば、自然を大切にしよう、自然を壊したくないという行動に出るはずです。
だから一人一人が、自分の周りの自然に関心を持ってほしい。環境フェアだけでなく、いろいろな所で自分たちの活動で分かったことや、発見したことを、たくさんの人に知ってほしいと思っています」と話してくれました。
◇「意識や疑問」を持つこと
身の回りの自然に「なぜこんな形になっているんだろう」と疑問を持ったり、「これってキレイ!」と意識を持ったり。まずは意識や疑問を持つことから始めてみませんか。その積み重ねが、私たち生活者だからこそできる自然保護活動につながっていくはずです。
◆令和5年度 環境フェアポスター入選作品
身近にある環境問題に関心をもってもらうため、市内の小中学校の児童・生徒が描いた「環境ポスター」の入賞作品です!
※詳細は本紙をご覧ください。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>