野球しようぜ! 第30回 世界少年野球大会 in 那珂川市

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世界少年野球大会は、日米のホームランキングである王　貞治(おう　さだはる)氏と故ハンク・アーロン氏が「正しい野球を全世界に普及・発展させ、世界の子どもたちの友情と親善の輪を広げよう」と世界中から子どもたちを招き、野球教室や国際交流を行っているものです。

◆ミクロネシア連邦ポンペイ島から5人の子どもたちが那珂川市に
平成2年に最初の同大会がアメリカ・ロサンゼルスで行われて以来、毎年夏に開催されています。今年の第30回大会は、福岡県が舞台となりました。
7月28日から8月5日の9日間、福岡県内9市町で野球教室や国際交流試合が行われ、那珂川市には、ミクロネシア連邦の子どもたちが5人来ました。
本市に来た子どもたちは、滞在中、市スポーツ少年団所属の家庭でホームステイをしながら、日本で「野球」と「文化」を体験しました。

◆7/30(火)ウェルカムパーティー
那珂川市に来たミクロネシア連邦の子どもたちを歓迎するウェルカムパーティーが、博多南駅ビル　ナカイチで行われ、市の子どもたちと「日本のお祭り」を楽しみました。

◆7/31(水)～8/02(金)野球教室
初めて「野球」を教えてもらうミクロネシア連邦の子どもたち。
最初は、日本の子同士、ミクロネシア連邦の子同士で、かたまっていました。コミュニケーションもうまくとれず、コーチの言うとおりにうまくできなかったり、体調を崩したりして笑顔が少なかった初日。
次の日から、上手なプレイが出ると、全員が大きな声で「グレイト!」「ナイスプレイ!」とお互いに声を掛け合うようになってから一転「楽しい野球」に。
ホームランを打った子には、みんなで駆け寄って大騒ぎ!最終日には、2人で始めたキャッチボールにどんどん人数が増えていくようになりました。最後は全員が「We love baseball(ウィ　ラブ　ベイスボール
」を体現していました。

●那珂川市滞在中は、午前中、メジャーリーグで選手やコーチをしていたEdgar Perez(エドガー　ペレツ)コーチによる「野球教室」が市民体育館で行われました。子ども達は英語でも日本語でもコーチの説明を真剣に聞いていました。バットを使った打撃練習では「イナイトコ」という日本語が合言葉に。「人がいないところに打って」という意味でみんな「イナイトコ」を連呼していました。

●初日は、グローブでボールを取ることができず、構える姿勢も直立スタイルの子もいましたが、3日目は、全員腰を低くして構える姿勢に。膝のばねを上手に使って、取ることが難しいボールも上手にキャッチ!一人一人のナイスプレイに、全員で喜び、声を掛け合っていました。

◆世界少年野球大会　那珂川市での交流体験
ウェルカムパーティーでは、市の子どもたちと「日本のお祭り」をコンセプトに、たこ焼きやスーパーボールすくいなどで日本のお祭りを体験!全員が笑顔の歓迎会になりました。
7月31日から子どもたちは、午前中の野球教室が終わると、午後はさまざまな体験を通して日本文化を体感しました。
南畑にある工房で陶芸を体験し、中ノ島公園では、散策や水遊びで大はしゃぎ。日吉神社の夏祭り「輪越し」にも参加しました。那珂川市の子どもたちの中にも「輪越し」を初めて体験する子もいて、みんなで楽しく野球ができるように願いながら「芽(ち)の輪」をくぐっていました。
8月1日の午後は、後野で流しそうめんや野菜の収穫を体験。その後、博多南駅から新幹線に乗って、博多駅を散策しました。

◆野球って楽しい。野球で友だちができた。また会える日が楽しみ。
ホストファミリーとしても大会に参加した川上雅美さんは「青葉本人にも、私たち家族にも、素晴らしい経験になると思い、ホームステイの受け入れを希望しました。『楽しそう!』と思ったのが一番ですが、本当に楽しくてあっという間でした。イライには『いつでも家に帰ってきてね』と伝えています!」と話しました。
青葉さんはイライさんと過ごした毎日を「最初はすごく緊張したけど、日本の生活も野球も楽しんでほしいと思って自分から英語で話しかけました。家ではスマホを使いながらだけど(笑)。野球をすると話が弾むので、もっと一緒にプレイしたかった」と振り返っていました。
川上さん宅で過ごしたイライさんは「滞在中、川上ファミリーの皆さんには本当に良くしてもらって感謝でいっぱいです。夜も楽しくて、寝るのが遅くなってしまいました。寝坊してもお母さんが、毎朝優しく起こしてくれました。ありがとう。また絶対に日本に帰ってくるよ!」と笑顔で話してくれました。

問い合わせ：スポーツ課　スポーツ推進担当
【電話】953-2112(市民体育館内)