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〔令和6年度 予算〕飯塚市の財政状況(1)

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福岡県飯塚市

令和6年3月19日に開催された市議会本会議で、令和6年度の当初予算が可決されました。
令和6年度は一般会計で809億3,100万円(前年比△7.4%)となっています。また、特別会計においては、9つの特別会計の合計で548億6,791万円(前年比+1.1%)となっています。

■一般会計予算内訳 809億3,100万円(△64億9,700万円)
▽歳入

▽歳出(性質別)

■一般会計歳入歳出予算の特徴
▽歳入
令和6年度の特徴としては、令和5年10月1日以降のふるさと応援寄附単価の値上げに伴うふるさと応援寄附金の減などによる寄附金の減(△49.8億円)、繰入金の減(△29.1億円)が挙げられます。
一方で、個人市民税や固定資産税などの市税は増(+1.7億円)、扶助費の増などによる国庫支出金は増(+11.3億円)や、普通建設事業費の増に伴う市債は増(+6.3億円)となっております。
自主財源及び依存財源の割合は、それぞれ41.6%(△5.9ポイント)、58.4%(+5.9ポイント)となっており、依然として依存財源の割合が高い状況が続いています。今後も個性ある独自事業や自主的な財政運営ができるよう、引き続き自主財源の確保に努める必要があります。

▽歳出
前年度と比較すると、総額で約65.0億円の減となっています。主な要因としては、ふるさと応援寄附事業費などの積立金の減(△49.7億円)や、返礼品費などの補助費等の減(△32.3億円)などが挙げられます。

※自主財源と依存財源
自主財源は、税金のように市が自分で集めるもので、依存財源は補助金のように国や県などからもらうものです。
依存財源の割合が高いと、国や県の動向で歳入が大きく増減するため、財政運営が不安定となります。
※消費的経費と投資的経費
消費的経費は扶助費など後年度に形を残さない経費で、投資的経費は道路の建設事業費など後年度に形を残す経費のことです。

■3大財源の推移
歳入のうち、市税・地方交付税・国庫支出金を「3大財源」と呼び、本市の全収入の約6割はこの3大財源が占めています。

■目的別歳出 ~市民一人あたりの負担額は?~
予算がどの分野にどのくらいの比重で支出されているか分類したものを「目的別歳出」といいます。一般会計の歳出予算額を市民一人あたりに換算すると65万420円となり、目的別に分類すると下記のとおりです。
民生費は全体の約4割を占めており、障がい者などの社会福祉の充実に伴い、今後ますます膨らんでいくことが予想されます。
(令和6年3月31日 飯塚市の人口:124,429人)

■令和6年度 特別会計歳入歳出予算

■予算編成方針について
令和6年度は、これまで取り組んできました市政発展の流れを止めることなく、引き続き「前進」させるため、「未来を担う子どもを育む教育のまち」、「高齢者が安心して暮らせる福祉のまち」、「地元に働く場所がある活力あるまち」、「文化やスポーツが盛んな健康なまち」を4つの柱としたまちづくりの取組を加速させ、飯塚市の価値をさらに高め、魅力ある元気なまちの実現に向けた予算編成に取り組みました。

お問合せ:財政課
【電話】内線1361~1364

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