令和6年度は、第5次総合計画の3年目になります。この計画に掲げる3つの基本目標を軸として、目標達成に向けたまちづくりを継続していきます。
■基本目標1 「暮らしを守る」
▽「便利で快適なまち」の主な事業
・本町にとって望ましい公共交通ネットワークを確保するために、コミュニティバスおよびのりあいタクシーを廃止し、4月からAIオンデマンドバス「かわらくバス」の運行を開始します。
人口減少・少子高齢化・過疎化に対応した持続可能な公共交通の実現のためにも、民間公共交通事業者と連携しながら、更なる利便性の向上に努めます。
・上水道を安定供給できるよう、老朽管および水道施設の修繕のための短期・長期における計画をたて、更新・新設を進めます。
▽「安全安心なまち」の主な事業
・防災・減災に向けた基盤整備として、秋ごろまでに既存の防災無線の更新を終了し、防災無線の機能向上による伝達範囲の一部拡大、聞き取りづらさの解消、登録制メールやLINEでの配信など、緊急時にいち早く情報を周知できるよう、通信体制の強化を図ります。
また、自主防災組織設立の促進や防災訓練の実施、計画的な備蓄品の拡充に努めます。
・交通事故から子どもや高齢者を守るため、交通安全に関する啓発や防護柵、カーブミラーの整備など、交通安全対策の充実を図ります。また、運転免許証返納制度の拡充を図り、高齢者の運転事故防止の取り組みを推進します。
▽「自然環境を守るまち」の主な事業
・豊かな自然環境を守る取り組みとして、脱炭素社会と循環型社会の実現に向けた3R(ごみの減量化・繰り返し使う・再資源化)の推進を行うとともに、不法投棄防止対策として引き続き監視体制の強化と啓発に取り組みます。
■基本目標2「人を育む」
▽「健やかでたくましい子どもを育むまち」の主な事業
・こども家庭センターを立ち上げ、妊娠から出産・子育てまで切れ目ない支援体制を構築し、児童虐待などを早期発見・防止できるよう関係機関と連携を密に図るとともに、子育て不安の解消、相談体制の更なる充実を図ります。
・香春思永館による義務教育学校の強みを生かした確かな学力・体力と社会を生き抜く力を身に着けるために、教育内容の充実と、特色ある教育方針のさらなる実践を図ります。
また、放課後児童クラブは福祉課の所管でしたが、教職員と児童指導員の連絡や、施設の管理などの打合せをスムーズに行えるよう、学校教育課に移管し運営を行います。また、就学前の児童を一体的に管理できるよう、幼稚園の業務を福祉課に移管し、互いに補助執行することで利用者の満足度を向上させる業務改善を行います。
▽「地域で暮らしを支え合うまち」の主な事業
・町民の健康づくりを推進するため、健診受診率の向上、保健指導、健康相談の充実、各種運動教室の実施に取り組んでいます。新たに骨密度測定機器を購入し、幅広い年齢層の健康をチェックし、町民自ら運動する機運の醸成に努め、引き続きふくおか健康ポイントアプリを活用し、いつまでも健康で生活できる環境づくりに努めます。
・高齢化が進む中、高齢者が安心して暮らし、生きがいや働き甲斐をもって地域社会で活動できるよう、地域で支えあうまちづくりを促進していきます。
▽「町民がいきいきと活躍できるまち」の主な事業
・幅広い年齢層の町民が交流するスポーツフェスタを新たに開催し、町民がイベントを通じて一体となる場を提供することで、互いが理解を深め、潤いと温かみのある交流の場づくりの一助となるよう進めていきます。
・人権同和問題について、複雑、多様化する現代社会において、部落差別をはじめ、あらゆる人権問題に関する法令に基づき、関係機関と連携を図りながら、人権・同和教育啓発に総合的かつ計画的取り組み、町民一人ひとりが大切にされる人権尊重に努めます。
・男女共同参画社会の形成促進について、誰もがそれぞれ個性と能力を発揮できる男女共同参画社会の実現に向けて、令和5年7月1日から開始した香春町パートナーシップ宣誓制度の周知など「第3次香春町男女共同参画基本計画」に基づいた取り組みを進めます。
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