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自治体の皆さまへ

〔特集1〕あなたの“もしも”を守るために(3)

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福島県いわき市

■地域防災の要 消防団
◇「女性だからこそできる活動を」
市消防団 第3支団第8分団第4班(田人町旅人)
団員 鈴木祐佳さん
会社員((株)ステップワン)

Q.消防団に入団したきっかけは?
高校生の時、消防団員の兄が規律訓練をしている姿を初めて目にしたとき、息の合った行進をする姿に目を奪われ、率直にすごいと思いました。そして、兄に誘われ、本年6月に入団しました。

Q.どんな活動をしていきたいですか?
団員全体も人出不足ですが、特に女性団員が少ないので「女性団員だからこそできる活動とは何か」を女性団員の皆さんで集まって意見を出し合う機会があれば嬉しいです。
私が感動した規律訓練や研修で見かけたラッパ隊など、世間にはなかなか知られていない活動がたくさんあると思います。私たちが何をしているのかを知ってもらうことで、入団を迷っている人の背中を押してあげたいです。

◇「自分自身が成長できる場所」
市消防団 第5支団第2分団第1班(内郷宮町)
班長 熊野翔太さん
会社員(植田電機(株)/市消防団協力事業所)

Q.台風第13号時の活動について
自宅や実家も被災した中での活動だったため、非常に大変でした。班長として、この地域を守っていくという使命と責任を果たすため、弱音をぐっと飲みこみ、仲間たちと連携し、困っている人を助けたい、その思いで活動しました。

Q.“やりがい”を教えてください
消防団に入団し、今年で10年目になります。
この10年を通して、大きく変わったことがあります。それは、自分自身の成長です。団のさまざまな活動や訓練を重ねることで「地域を守る」という思いが強くなり、それと同時に、責任感や仲間・地域との絆が生まれ、濃くなっていく。こうした経験こそが自身の成長となり、社会人として父親として、そして班長として地域の役に立てることが最大のやりがいだと思っています。

■地域を守る「ヒーロー」
火災や災害が発生した際、地域を守るために自宅や職場から駆けつけて奮闘する人たちがいます。消防士と協力して地域の安全・安心を守っている存在が「消防団」です。
特殊な装備や車両、資格を所有し、日々高度な訓練を積んできた消防士。地域の地理や実情に精通し、いち早く現場に到着して被害を食い止める消防団。
両者の連携力こそが地域防災の要であり、どちらかの存在が欠けてしまっても私たちの暮らしは守れません。
本市の消防団には、3117人(令和5年10月1日現在)が在籍し、さまざまな世代や職種の人たちが異なる立場から消防防災に関する意見を出し合い、平常時・非常時を問わず地域に密着した防災活動を行っています。
このように地域に欠かせない消防団ですが、人出不足は年々深刻な状況に置かれており、新しい仲間を必要としています。
「もしも」の時は突然やってきます。そうした時、守られる側から家族や地域を「守る側」となって、新たな仲間とのやりがいを見つけてみませんか。
人を救い、地域を守るために、日夜、尽力されている「消防団」。こうしたヒーローたちが私たちの身近にいることを忘れてはいけません。

■一緒に地域を守りませんか
~“暮らすまち”から“守るまち”へ~
市消防団では、消防団員を随時募集しています。本市に住所を有する18歳以上の方で、興味のある方は近くの消防団か消防本部総務課(【電話】22-0120)へご連絡ください。
詳しくは、市消防本部ホームページをご覧ください。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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