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自治体の皆さまへ

〔特集2〕自治会

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福島県いわき市

■「お互い様」が合言葉
皆さんが住む地域には、個人の力だけでは解決できない多くの課題を抱えています。地域に密着した細かな課題を解決するためには、個人や行政の力だけではなく、行政と地域に住む人たちが協力し、力を合わせて取り組むことが必要です。
その取り組みを支えているのが『自治会』です。
自治会とは、自分たちの地域を住みよいまちにするため、お互いが協力し合いながら町内の清掃や防犯・防災活動など、さまざまな活動を献身的に行っています。
しかし、年々加入率が低下し、こうした活動の継続に大きな影響を与えはじめています。
地域に密着した自治会活動を知っていただき、あなたも一緒に地域の豊かな暮らしを守っていきましょう。

◇自治会ってどんな組織?
自治会は、地域の身近な問題を解決するための活動の基盤であると同時に、暮らしの中の不安を安心に変えることができる住民同士の支え合いや助け合い、人と人とのつながりなど、住みよい『まち』をつくっていくための暮らしのパートナーです!

◇自治会の加入率が減少してるってホント?
平成27年度には、81.3%の自治会加入率が、本年度時点では70.7%まで下がっており、自治会の存続が深刻な問題となっています。

◇自治会ってどんな活動をしているの?
多くの自治会では、ゴミ集積所の管理や地域の公園の草刈等の環境美化活動、防犯灯の維持管理や防犯パトロールなどの防犯対策、地域の方とのつながりを作るためのイベントの開催・運営などを行っています。
[防犯・防災]防犯パトロールや防犯灯の設置など地域の安全確保に努めています。
[地域交流]さまざまな行事を行い、ふれあいづくりを進めています。
[環境美化]道路や公園の清掃活動を行い、住みよいまちづくりを進めています。
[生活情報の提供]生活に欠かせない市政や地域行事などの情報を届けています。

・自治会の活動が途絶えると、例えば…
防犯灯の設置・更新ができない→安全・安心が阻害され、治安の悪化に繋がる
集積所の管理ができない→ごみが散乱し、快適な日常生活が奪われてしまう

◇自治会に加入するにはどうすれば?
お住まいの地域の自治会(区長または班長など)にご相談ください。自治会の安定した運営にぜひご理解ご協力をお願いします。なお、不明な点は担当までご連絡ください。

問合せ:地域振興課
【電話】22-7414

住みよいまちの実現に向け、自治会への加入をお願いいたします。

◆顔の見える関係
いわき市長 内田広之
本市をはじめ、地方の良い点は、人と人との顔が見える関係の存在です。その関係づくりを担っているのが自治会です。美化活動で気持ちが良くなり、運動会や盆踊りに参加して楽しくなり、回覧板を渡しながら隣人と情報交換ができ、こうして自治会は、人と人との新たな交流を創り出します。
顔の見える関係は、人が困った時の助けにもなります。
災害時には、近所のお年寄りの救出や、避難所運営での支え合いもあります。周囲が一人暮らしの方の体調異変を察知することもあります。
人は誰でも高齢になりますから、孤独や孤立は、決して他人ごとではありません。こうした意味からも、自治会は大切に守る必要があります。

◇現役区長さんからメッセージ
明治団地地区 区長
滑川三恵子さん
約680世帯ある明治団地地区の区長を務め4年目を迎えています。私が区長となった当時は、新型コロナウイルスの感染拡大により地区の行事などが制限され、地区の皆さんとの関わりが大きく減ってしまった時期でした。それでも、地区内の活気を絶やしてはならないと地道な活動を現在も続けています。一見、自治会は面倒に思われがちですが、多くの方々との繋がりが持て、また、みんなでやり遂げたときの達成感はひとしおです。
行政の支援は不可欠ですが、自治会そのものが機能しないとまちは成立しません。これからも負担の無い範囲で『お互い様』を合言葉に、地元に誇りをもって活動していきたいです。若者の自治会離れが目立つ時代にありますが、時代にあった地域の在り方をこれからの世代の方々と一緒に作っていきたいと思います。

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