■家族みんなで「早寝・早起き・朝ごはん」
~生活リズムを整えて、元気で健やかな「脳」を育てよう~
「早寝・早起き・朝ごはん」。簡単なようで、整えようとすると大変なのが生活リズムです。生活リズムは子どもたちの健やかな成長にはもちろん、大人にとっても必要不可欠なものです。一緒に生活リズムのことを振り返ってみましょう!
◇どうして生活リズムが大切なの?
[リズムが乱れると体に不調が]
人の体は太陽のリズムに合わせていろいろなホルモンを出しており、昼間は活動し、夜は休むようにできています。
そのため、夜更かししたり、朝遅くまで寝ていると、「体内時計」が乱れ、集中力の低下や疲労の蓄積、情緒が安定しないなど、日常生活に支障が出ることがあります。
◇生活リズムと脳の関係性は?
[リズムを整えると脳が健康に育つ]
生活リズムは脳の「視床下部」というところで作られており、食欲や睡眠、体温などを調整しています。
視床下部は生後3カ月頃から働きはじめ、4歳頃には完成します。その後6歳頃までに、想像や判断をつかさどる「大脳」が発達していきます。生活リズムを整えることが、健やかな脳の成長につながります。
・大脳…想像・判断など人らしいことをする
・視床下部…食欲、睡眠、体温などを調整し、生活リズムをつくる
[脳を育てる3つのポイント]
〈Point 1〉夜は早く寝る
睡眠中は「成長ホルモン」が出ます。「成長ホルモン」は骨や筋肉、大脳や神経を育てます。21時前には眠りにつくことが、体の成長を支えます。
〈Point 2〉朝決まった時間に起きる
起床後15時間〜16時間後に眠りを誘うホルモンなどがピークになります。遅くても朝7時前にはカーテンを開けて朝の光を浴び、体内時計を起こしましょう。
〈Point 3〉朝食を食べる
朝食をとることにより脳が活性化します。また、朝食は内臓にとって目覚めの栄養となり、消化や代謝のリズムが整います。家族みんなで朝食を囲みましょう。
◇伊達市の現状は?
令和3年〜令和5年の1歳6カ月児健診と3歳6カ月児健診の結果を比較すると、どちらも7時までに起床している割合が9
割前後であることがわかりました。
一方で、21時までに就寝している子どもの割合は、1歳6カ月児だと7割前後、3歳6カ月児だと5割未満になっています。
◇家族みんなの協力が必須?!
子どもは親をよく観察し、まねをして育つため、身近な大人の生活リズムを整えることが大切です。
[メディアとの付き合い方に気をつけましょう]
テレビやスマホから出るブルーライトという光は、脳の眠りを誘うホルモンの分泌を妨げ、脳を朝だと勘違いさせてしまいます。
視力低下を防ぐためにも、寝る前1時間はスマホやパソコンなどの光を目に入れな
いように心がけましょう。
リラックスして入眠するために、寝る前は絵本の読み聞かせがおすすめです。
◇お気軽にご相談ください!!
「子どもがなかなか寝てくれない」「仕事の都合で生活リズムが乱れてしまう」などのご家庭でのお困りごとは、お気軽にネウボラ保健師へご相談ください!
問合せ:健康推進課地域母子係
【電話】576-3510
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