■後期高齢者健診結果で見るフレイル予防〜いつまでも元気に高齢期を過ごすにはフレイル予防が大事です!〜
後期高齢者に対する健康診査の場で、質問票を用いた問診(情報収集)を実施し、高齢者の特性を踏まえた健康状態を総合的に把握しています。フレイルに対する関心を高め、生活を改善していきましょう。
▽半年で2kg以上体重が減ったら要注意!
要介護状態の発生リスク
体重減少がある人は、減少がない人と比べて要介護状態の累積発生率は高く、その発生危険度は1.61倍!低栄養や欠食にならないために、バランス良く「3食」食べましょう。
▽転倒が増えたらリスクも増える 薬剤数がフレイルに影響する!
薬剤数と転倒の発生頻度
骨折・転倒は、介護が必要になった原因として、「認知症」「脳血管疾患」などに続き、第4位です。また、転倒リスクは薬剤数が5種類以上の人が、4種類以下の人より高い結果に。薬剤数が多い場合は、かかりつけ医と十分相談しましょう。
▽社会とのつながりがフレイル予防に効果的!
社会活動と要介護リスクの関係
ボランティア活動に進んで参加した人の3年後の要介護リスクを1とすると、参加したくないが参加した人の発生リスクは2.88倍。積極的な社会参加が重要です。
▽外出頻度はどのくらい?出歩くことの重要性を意識しましょう
外出頻度と障害発生リスクの関係
1日1回以上外出している人の2年後の障害発生リスクを1とすると、外出頻度が2、3日に1回の人は、歩行障害は1.78倍、手段的自立障害※は1.48倍高く、外出頻度が1週間に1回以下の人は、それぞれ4.02倍、2.65倍とリスクが高まります。
*バスや電車で外出、日用品の買い物などを一人でできる能力障害
◇始めよう!フレイル予防
・「元気づくり会」〜人生100年時代を生きる〜
「元気な高齢者になろう!」
〔こんな人におすすめ!〕
(1)自宅の近くで運動をしたい!
→歩いて行ける近くの集会所で行っています。
(2)つながりをつくりたい!
→参加者同士で交流しながら楽しく運動できます!
(3)周りについていけるか心配…
→自分の体に合わせて気持ちよく動くことができます!
・「健幸クラブFine」~マシンを使って筋力UP~
「足腰を鍛えて健幸に!」
〔こんな人におすすめ!〕
(1)筋肉をつけたい!
→マシンを使って、しっかり鍛えます。
(2)自分のペースで動きたい!
→自分でマシンを選択しながら、それぞれ運動を進められます。
(3)運動法を詳しく知りたい!
→運動指導員の資格を持ったトレーナーから、直接指導を受けられます。
問合せ:健幸都市づくり課元気づくり係
【電話】575-1148
◇健康に暮らすための医師の一言アドバイス Doctor’s Advice of Healthy Life
今月の担当 すずき医院 佐藤正(さとうただし)医師
・慢性腎臓病から自分を守ろう
伊達地域には市や町、保健師、腎臓病専門医やかかりつけ医、薬剤師などを結んで腎臓病を予防するネットワークがありますので、かかりつけ医に相談し腎臓をしっかり守りましょう。
※3月第2木曜日は世界腎臓デーです
問合せ:国保年金課賦課係
【電話】575-1198
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