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コラムお元気ですか

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福島県会津若松市

■睡眠について考えよう
市保健師 加藤美那
毎年3月18日は「春の睡眠の日」です。「睡眠の日」は、春と秋の年2回あり、質の高い睡眠への意識を高めるために制定されています。この機会に、質の高い睡眠を心掛け、体調を整えていきましょう。
皆さんは睡眠をしっかりとれていますか。睡眠で得られる休息感は、適切な睡眠の目安となります。昨年度に実施した市民アンケート調査では「睡眠による休養があまりとれていない」と回答した人が2割程度いました。また、睡眠時間が6時間未満の人が半数でした。特に働く世代の人は、慢性的な睡眠不足になりがちですが、1日に少なくとも6時間以上の睡眠時間を確保すると良いといわれています。ただし、高齢者の皆さんは、寝過ぎにも注意する必要があります。そのため、長く寝ることを目標にするのではなく、「よく眠れた」と感じる睡眠にすることが重要です。
睡眠不足は、注意力や免疫力などの低下、気分障害や生活習慣病のリスク増加など、心身の健康に影響を及ぼします。うまく寝付けない、寝ていても途中で目が覚める、といった不眠症状は誰にでも起こり得ます。不眠症状が週の半分以上あり、日中の眠気や集中力の低下などで、日常生活に支障がある状態が続く場合は、不眠症の可能性があります。早めに医療機関へ相談することをおすすめします。
質の高い睡眠をとるための工夫には、次のようなものがあります。簡単にできることから始めてみましょう。
・日中の運動・身体活動を増やす
・就寝前はリラックスし、カフェインやアルコールなどの嗜好品(しこうひん)に注意する
・寝室の環境を整えるなど
また、眠れないときのために、自分に合ったリラックス方法をもつことも大切です。無理に寝ようとせずに、自然と眠気を感じるように工夫することで、気持ち良く睡眠に入れるようにしましょう。

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