文字サイズ
自治体の皆さまへ

[特集]令和6年度施政方針と一般会計の予算(1)

3/41

福島県会津若松市

市民の皆さんが未来に向けて安心して豊かに暮らすことができるとともに、誰もが「住み続けたい」「訪れたい」と思う「選ばれるまち」会津若松市の実現に向けて、市では令和6年度も引き続き、さまざまな施策に取り組んでいきます。ここでは、第7次総合計画に掲げる5つの政策目標と主な取り組みを紹介します。

■政策目標1 未来につなぐひとづくり
▽安心して出産と子育てができる地域の実現
経済的な負担が大きい、保険適用外の不妊治療にかかる費用などの助成を行うとともに、「こども家庭センター」を設置し、妊産婦や子育て世帯、子どもへの一体的な相談・支援を行います。
また、保育所・認定こども園などの保育料については、多子世帯への負担額軽減の対象を18歳未満までとする市独自の支援を継続するほか、大戸小学校区にこどもクラブを新設します。

▽学力向上と教育環境の充実
子どもたちの学習意欲や学力の向上に努めるとともに、AI機能を活用した学習支援教材であるデジタルドリルの導入により、子ども一人ひとりに適した学びを支援していきます。
また、今後も食材料価格の上昇が見込まれることを踏まえ、引き続き学校給食費を据え置くことで、子育て世帯の経済的な負担軽減を図ります。
さらに、休日の部活動については、「週末合同練習会」の実施により、地域への完全移行を図りながら、地域総ぐるみで子どもを育てる環境づくりを進めます。

▽市民協働と社会参画の推進
新庁舎移転後の栄町第二庁舎を活用し、NPOなどの多様な市民活動団体が、より活躍できる拠点づくりに取り組みます。
また、「つながりづくりポイント事業(つなポン事業)」の実施により、地域活動への市民の参画を推進し、人と人とが支え合う社会の構築を目指します。

◆「未来につなぐひとづくり」のための予算
▽子ども・子育て
・特定教育・保育施設などへの給付のために:39億8,689万円
・こどもクラブの運営のために:7億1,425万円
・不妊治療などの経済的負担軽減のために:1,470万円
▽教育
・児童生徒の学習意欲や学力の向上のために:4,226万円
・地域総ぐるみで子どもたちの成長や学びを支える環境づくりのために:1,579万円
・学校給食費の経済的負担軽減のために:5億3,145万円
・学校の授業におけるICT機器の効果的な活用のために:1億4,596万円
▽社会参画
・市民活動の拠点づくりのために:538万円

■政策目標2 強みを活(い)かすしごとづくり
▽農業の持続的発展と農業所得の向上
「未来ファーマースタート支援事業」などの推進により、地域農業の担い手確保に努めるとともに、需要に応じた米の生産や、収益性の高い農業経営への転換を図ります。

▽地元産農畜産物のさらなるブランド化
「あいづ食の陣」では、本市を代表する農産物である「会津みしらず柿」を新たな食材に追加し、地元産農畜産物のブランド化を進めます。また、年間を通じて季節ごとの食材や料理に合う会津清酒を紹介するなど、取り組みの充実を図ります。

▽人や農作物を有害鳥獣から守るために
地域と連携した鳥獣被害の要因の分析・対策を進めるほか、会津総合射撃場を拠点とした捕獲従事者の技術向上を図ります。

▽新たな工業団地の整備
雇用の拡大と定住人口の増加に向け、企業誘致の受け皿となる新たな工業団地の整備を進めます。

▽広域観光やインバウンドの推進
「日本遺産フェスティバル」の開催を契機とした会津地域全体での観光振興や、国際競争力の高いスノーリゾートの形成に取り組み、訪日外国人をはじめとした観光客の誘致拡大を図ります。

◆「強みを活かすしごとづくり」のための予算
▽農林業
・地域農業の担い手を確保・育成するために:5,278万円
・地産地消の推進と農作物のブランド化のために:2,600万円
・野生鳥獣による農作物被害などを防止するために:2,290万円
▽観光・商工
・商業地域の活性化を図るために:3,690万円
・観光誘客を推進するために:2億952万円

■政策目標3 安心、共生のくらしづくり
▽住み慣れた地域で安心して暮らせるまちの実現
「第3次健康わかまつ21計画」に基づき、若年世代からの健康づくりを推進するとともに、高齢者の保健事業と介護予防事業の一体的な取り組みにより、健康寿命の延伸を図ります。
また、障がいのある人が安心して生活できるよう「地域障がい者相談窓口」を増設します。

▽脱炭素・循環型社会の実現に向けて
2050年までのカーボンニュートラルの実現に向けて、他の自治体に先駆け、再生可能エネルギーの導入や、省エネルギー化の推進などに取り組みます。
また、燃やせるごみの排出量を大幅に削減するため、ごみの減量や再資源化の強化・充実を図りながら、「ごみ処理有料化」も含めたあらゆる方法を検討します。

◆「安心、共生のくらしづくり」のための予算
▽福祉・衛生
・障がいのある皆さんの課題解決を支援するために:5,984万円
・高齢者の保健事業と介護予防事業の一体的な取り組みのために:1,440万円
・脱炭素化の推進のために:7億459万円
・ごみの分別と減量を推進するために:2,308万円
・都市公園を安全に利用できるよう維持管理するために:3億5,398万円

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU