いろいろ市政情報(1)

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■[環境]「脱炭素先行地域」の選定を受けて地球温暖化対策に取り組んでいます
◆脱炭素先行地域とは
市は、再生可能エネルギー(以下、「再エネ」)の利用促進や省エネルギー(以下、「省エネ」)対策、循環型経済の構築など、脱炭素社会の実現に向けてさまざまな取り組みを進めています。
そうした中、市は令和5年4月、県内で初めて「脱炭素先行地域」に選定されました。「脱炭素先行地域」とは、地域全体で二酸化炭素の排出を減らし、積極的に地球温暖化対策に取り組む地域のことです。
「脱炭素先行地域」に選定されると、再エネの導入や省エネ改修などの取り組みに対して、国から交付金が交付されます。市では、本年度から令和10年度までの5年間、この交付金を活用した事業を行います。

◆脱炭素先行地域の3つのエリア
市では「脱炭素先行地域」として、地域の特性が異なり、電力の調整を行う上で互いに補い合うことが期待できる3つのエリアが選定されました(下図参照)。
今後は、公共施設をはじめ、さまざまな施設などのエネルギーの需要を「見える化」し、安定して安価に地域産の再エネを提供する「エネルギーの地産地消」を目指します。

▽令和12年度までに民生部門(*)の施設の電力消費に伴う二酸化炭素排出量の「実質ゼロ」を目指します
二酸化炭素排出量の「実質ゼロ」とは、実際の排出量を「ゼロ」にすることではなく、再エネなどによる電力の供給量と省エネによる電力の削減量の合計を、電力の需要量と同じにすることで、二酸化炭素の排出量を「実質的」に「ゼロ」とすることです。
電力の需要量　=　再エネなどの電力供給量　+　省エネよる電力削減量
*民生部門：住宅や店舗、オフィスビルなど

◆主な取り組み
市では、脱炭素先行地域に選定された3つのエリア内で次の事業を行う事業者に、補助金を交付します。
▽脱炭素化推進補助金
対象事業：
・事業所へのLED照明の導入
・事業所への電力可視化システムの導入
・大規模電力需要施設の脱炭素化推進補助

▽住宅用太陽光発電システム導入初期費用ゼロ推進補助金
対象事業：一般住宅への初期費用無しでの太陽光発電設備の設置

▽共通
補助率：事業費の3分の2以内
受け付け開始：6月14日(金)～
その他：補助要件や上限額、申し込み方法など、詳細は市のホームページからご確認ください

▽再生可能エネルギーの最大限の導入
主な内容：公共施設や未利用地などへの太陽光発電設備の導入
その他：補助要件や補助率、上限額、申し込み方法など、詳細は決まり次第、市のホームページでお知らせ

◆「会津エネルギーアライアンス」の構築と地産地消の実現
今後は、前述の補助金などによる直接的な脱炭素化への取り組みはもちろん、発電事業者やエネルギー管理事業者、再エネ利用者などで構成する「会津エネルギーアライアンス」が、発電量や電力の使用量などのデータを「見える化」してエネルギーの需給マッチングを行い、安定的で効率的に再生可能エネルギーを地域で活用していきます。また、データを活用することで、効率的に省エネやエネルギーの管理ができるようにし、再エネの地産地消や、関連産業の振興を図っていきます。

◆脱炭素先行地域に選定されたエリア
・鶴ケ城周辺エリア
官公庁や観光施設が集積する中核的地域
・会津アピオエリア
会津地域の物流・商流の中心地域
・湊エリア
地域活性化活動が活発な農村地域

問合せ：環境生活課
【電話】39・1221

■6月は環境月間です　みんなで環境のことを考えよう!
毎年6月5日は「環境の日」です。また、国では、6月を「環境月間」として、環境問題を考える機会としています。市でも「ゼロカーボンシティ会津若松宣言」や「第3期環境基本計画」に基づいて、環境にやさしく、持続的発展が可能な社会の構築に向けてさまざまな取り組みをしています。この機会に、皆さんも環境にやさしい生活を考えてみませんか。

▽環境に関する図書や資料を展示します
6月の環境月間に合わせ、会津図書館では、カーボンニュートラルや再生可能エネルギー、環境にやさしい生活などを考えるのに役立つ図書や資料を展示しています。ぜひ、ご覧ください。
日時：～7月30日(火)
場所：会津図書館

問合せ：
環境に関すること…環境生活課【電話】39-1221
図書の展示に関すること…会津図書館【電話】22-4711

■ゼロカーボンシティ会津若松推進ネットワークに参加しませんか
市民や事業者の皆さんと一緒にみんなでゼロカーボンシティ会津若松を目指す「ゼロカーボンシティ会津若松推進ネットワーク」の会員を募集しています。参加・年会費は無料で、会議などへの参加も任意です。会員には、環境への取り組みに役立つ情報をメールなどで案内します。

問合せ：環境生活課
【電話】39-1221