■柱2・学校運営協議会
◆地域とともにある学校づくり
学校運営協議会とは、児童・生徒の実態や地域の実情などに合わせたより充実した学校運営を目指して、地域や保護者の皆さんが学校運営に参加できる仕組みです。学校運営協議会が設置された学校が「コミュニティ・スクール」です。
「育てたい子ども像」や「目指す学校像」などのビジョンを共有しながら、当事者意識をもって学校運営や必要な支援に関する協議などを行います。現在、市内全ての学校で導入されています。
問合せ:学校教育課
【電話】39・1303
■柱3・地域学校協働本部事業
◆学校を核とした地域づくり
地域学校協働本部事業とは、地域全体で子どもたちの学びや成長を支えるとともに、「学校を核とした地域づくり」を目指し、地域と学校が互いにパートナーとして連携・協働して行う活動です。本市では次の2つの取り組みを行っています。
▽地域学校協働活動
学校の要望に基づき、地域の皆さんが学校の教育活動を支援する取り組みです。「コーディネーター」が地域と学校との調整役を担い、学校のニーズに応じたさまざまな活動を行っています。
活動例:環境整備、授業支援(調理実習やミシン学習の補助)、読み聞かせ、登校時の見守りなど
▽放課後子ども教室
放課後の小学生を対象に、さまざまな体験活動を提供します。学校の余裕教室などを活用して、市内全ての公民館で実施しています。
活動例:フライングディスク、工作、防災教室など
問合せ:生涯学習総合センター
【電話】22・4700
◆地域学校協働活動
▽学校インタビュー
東山小学校教頭 遠藤直樹先生
本校では、登校時の見守りや授業支援のほか、新1年生が学校生活に慣れるためのサポートやクラブ活動の講師など、幅広い活動にボランティアの力をお借りしています。学校の状況や希望に応じて対応してもらえて、とてもありがたいです。
また、ボランティアの皆さんは、子どもたちによく声を掛けてくださるので子どもたちも喜んでいます。子どもたちは声を掛けられたり、褒められたりすることがやる気につながりますので、それもありがたいですね。
環境整備や読み聞かせなど、今まではPTAで行っていた活動にもボランティアの皆さんに来ていただくことが増えています。学校や保護者だけでなく、地域の皆さんと一緒に活動することは、子どもたちの成長にとっても非常に重要だと考えています。
▽ボランティア参加者の声
ボランティア 山口元子さん
授業支援や読み聞かせのボランティアを始めて3年目ですが、私自身、いつも子どもたちからエネルギーをもらっています。
ボランティアをしていると、散歩中に子どもから声を掛けられたり、遊んでいる子どもに私が声を掛けたりするときも、知っている大人だと子どもたちも安心してくれるので、地域のつながりができているなと感じますね。
「授業支援」と聞くとハードルが高く感じるかもしれませんが、集中できるように見守ったり、学習用具の扱い方を教えたりと、簡単なことでいいんです。そばで見守るだけでもいいので、一緒に活動しませんか。
▽ボランティアを募集しています
特別な資格が無くても「子どもたちのために何かしたい」という気持ちがある人なら、誰でも参加できます。
「できることを・できるときに・できる範囲で」無理なく活動しています。興味のある人はお問い合わせください。
問合せ:生涯学習総合センター
【電話】22–4700
◆放課後子ども教室
▽放課後子ども教室安全管理員インタビュー
安全管理員 遠藤訓(さとし)さん
定年後に公民館での活動などを通してできたつながりから声を掛けてもらい、安全管理員になって今年で5年目になります。子どもたちが安全に活動できるよう、いつも気を付けて見守っています。
放課後子ども教室では、体を動かすゲームから工作などのモノづくりまで、さまざまな活動をしています。どんな経験が、将来役に立つか分かりません。子どもたちには学校だけでは経験できないだろう、たくさんの経験をして、視野を広げてほしいですね。
▽あいづっ子1455の参加者の声
横山にこさん(鶴城小3年)、横山志津さん
去年まではお母さんに送ってもらっていましたが、今年からは自分で歩いて来ています。凧(たこ)を作ったり、ドッジボールをしたりと、違う学校の友だちと遊ぶのは楽しいです。
一番楽しかったのは、夏休みにカヌー体験をしたこと。今度は「あいづっ子1455」でお泊りもしてみたいです。
茶道体験やスポーツ吹き矢など、いろいろな経験をさせてもらっています。活動は週に1回ですが、2回あってほしいくらい(笑)。子どもにとっても私にとっても、ありがたい場所ですね。
問合せ:
学校教育課【電話】39–1303
生涯学習総合センター【電話】22–4700
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