6月は東北地方の梅雨時期にあたり、台風や大雨など本格的な出水期を迎える時期でもあります。
災害からご自身や家族の命を守るためには、普段からの備えが大切です。ご家族で災害に対する備えや災害時の行動を確認しましょう。
◆台風予報が出たら
▽48時間前-雨が降り出す前の明るいうちに対策
『暴風対策をしよう』
・飛ばされやすいものは室内へ移動
・家に入らないものは倒してチェーンやロープで固定
・防風ネットの利用
『浸水対策』
・ガソリンを満タンにする
・車を安全な場所へ移動
[確認しよう]
・学校や職場は休み?
・電車やバスの運行状況は?
▽24時間前-不要不急の外出は避ける 台風の進路に注意
『停電や断水対策をしよう』
・そのまま食べられるものを用意
・水をためる
・停電でエアコンが使えない場合に備えて熱中症対策グッズを用意(保冷剤や経口補水液など)
・災害用トイレの準備
・万が一に備えて垂直避難して就寝
『浸水対策』
・貴重品や備蓄品は上層階へ
▽通過中-外に出ない いつでも避難できる準備を
・早めに食事をとる
・いつでも避難できる服装で
・心が落ち着くものを用意
≪CHECK≫
・離れて暮らす家族がいる場合は、電話で早めの避難を促しておく。
・日頃から近所の方と話をして、避難の声かけなどお願いしておきましょう。
◆災害別の避難行動
○共通
(1)防災マップやハザードマップで危険な場所や避難経路を確認
(2)悪天候で防災行政無線が聞きづらいこともあるため、防災メール登録や市が貸し出している戸別受信機など、防災情報を入手する手段を確保
(3)まずは自分や家族の安全確保、近所で困っている人がいたら助け合う
(4)「前も大丈夫だったから」は禁物、早めの判断と行動が生死を分ける
○地震
(1)姿勢を低く、頭を守る
(2)揺れが収まるまで動かない
(3)揺れが収まったら火の始末や安全確認
(4)隣近所と協力して救助活動
(5)避難する場合は道路の陥没や土砂崩れに注意
○津波
(1)避難指示を待たず、各自が安全な内陸部や高台へ避難
(2)できるだけ徒歩で避難(やむを得ない場合は自動車)
(3)避難指示が解除されるまで安全な場所に留まる(決して戻らない)
※第一波到達想定
・鹿島海岸…49分後
・原町・小高海岸…44分後
(令和4年11月公表 福島県地震・津波被害調査結果)
○風水害
(1)天気予報などを確認して備える
(2)気象庁の気象警報や注意報、県河川流域総合情報システムの河川水位情報などを確認
(3)川の増水や道路の浸水が始まる前、早めに避難
(4)川や水路には近づかない
(5)夜に雨が強くなりそうな時は暗くなる前に避難
○土砂災害
(1)崖や斜面から離れる
(2)土砂災害は一瞬で発生するため少しでも異変を感じたら避難
(3)悪天候などで避難できない時は崖や斜面から離れた2階などで過ごす
○火災
(1)大声で「火事だ!」と叫び、近所に助けを求める
(2)当事者は消火にあたり、近くの人に119番通報を頼む
(3)天井に火が燃え移ったら消火の限界、急いで避難
(4)避難する際は、煙を吸わないようタオルなどを口に当て低い姿勢で
問合せ:危機管理課
【電話】24-5232
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