双葉町では町民の皆さんの放射線への疑問・お悩みに対応できるように、さまざまな取り組みを行っています。今回は、内部被ばく(ホールボディ・カウンタ)検査についてご紹介します。
内部被ばく検査ではホールボディ・カウンタという機器を使い、体内の放射性物質から出る放射線を数える検査です。検査日時点の体内にある放射性物質(セシウム134、セシウム137など)を測定します。その放射性物質の量から、過去1年間にどれくらいの量の放射性物質を取り込んでいるかを推定し、さらにその推定された量から、大人では今後50年間、子どもでは70歳になるまでの間に受ける内部被ばくの量(預託実効線量)を計算します。なお、この検査により放射線を受けることや痛みを伴うことはありません。
双葉町では一部の総合健診会場にて任意の内部被ばく検査を実施しています。今年度、検査を受けた方は67人で、その内3人は放射性セシウムが検出されました。山で採取した山菜やキノコ、野生の鳥獣などを食べることで一時的に検出されることがあります。体の中の放射性セシウムは、代謝で体外に出ていくため、ずっと体の中に残ることはありません。
気になる方は健康福祉課健康づくり係へお気軽にご相談ください。
参考:ふくしま復興情報ポータルサイト「ホールボディ・カウンタによる内部被ばく検査について」
作成協力:放射線リスクコミュニケーション相談員支援センター
問合せ:健康福祉課 健康づくり係
【電話】0240-33-0131
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