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自治体の皆さまへ

~教育長メッセージ~

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福島県双葉町

■夢と希望のある「学び」へ
町立学校では、4月8日に、双葉南小・北小及び双葉中学校の合同入学式、始業式を終え、無事に第1学期がスタートしました。今年度の在籍数は39人です。
県内外の多くの双葉町の園児、児童・生徒の皆さんも、それぞれの就学先で夢と希望に胸を膨らませ、新年度の学校生活を送っていることと思います。今年度の双葉町の就学対象者数は、幼児(3歳から5歳)は74人、小学生は209人、中学生は122人で合計405人の皆さんが自己実現に向けて取り組んでおります。どうか保護者の皆さまや家族の皆さまから温かい励ましの言葉をかけてほしいと思います。
また、社会教育及び生涯学習に係る各自治会や婦人学級におきましても、新年度の組織年間計画を策定され、心一つに活動がスタートいたしました。新型コロナウイルス感染症も行動制限が緩和されコロナ禍前の日常に戻りつつあります。ぜひ発表会や活動が充実したものとなるよう、教育委員会としましても、サポートしてまいりたいと思います。

■双葉町立学校(幼・小・中)教職員への講話 4月8日
仮設校舎の体育館において、教職員へ『教育長講話』を行いました。令和6年度は、10人の転入職員を迎えましたが、東日本大震災並びに東京電力福島第一原子力発電所の事故から丸13年が経過したことを踏まえて、冒頭、「3.11を振り返る」というスライド写真でまとめたパワーポイントで説明し、「双葉町の現状と町立学校の役割」について次の視点でお話をしました。

▽I 双葉町の現状
(1)令和4年8月30日、特定復興再生拠点区域全域(555ha)の避難指示解除
(2)役場庁舎において9月5日より、行政サービスがスタート
(3)駅西復興住宅及び自宅へ帰町する町民の移動開始
(4)双葉町診療所が開設(令和5年2月)
(5)学校教育ニーズについては、現状では区域外就学で対応(なみえ創成小・中学校)

▽II 令和6年度以降の復興・創生について
(1)6月以降、駅西の災害公営住宅及び再生賃貸住宅の南エリア47戸居住可能
(2)役場庁舎の北側に、商業施設が開所予定(令和7年度)
(3)旧町体育館跡地に、飲食店3店舗オープン予定(令和7年度)
(4)双葉町産業交流センターの北側に、カンファレンスホテルオープン予定(令和7年度)
(5)学校設置基本構想が承認 → 令和6年度は、基本計画、基本設計に着手

▽III いわき市で再開している町立学校の充実
(1)平成26年度に学校再開してから11年目の春 → 幼・小・中 39人
(2)児童・生徒理解の徹底と少人数指導の良さを強みとして取り組む
(3)開かれた学校(内にも外にも) → 幼・小・中の協力体制(報連相)

▽IV 福島県双葉郡教育復興ビジョンへの取組 ビジョン推進の3つの柱
(1)双葉郡ならではの魅力的な教育の推進による人材育成
(2)教育を中心とした双葉郡の絆づくり
(3)多様な主体との連携による教育と地域復興の相乗効果の創出

▽V 緊急事態(自然災害)への対応
※3.11の教訓→(命を守る 正しい確かな情報 危機管理意識の向上 普段からの備え 早期避難)

双葉町教育委員会教育長 舘下 明夫

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