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自治体の皆さまへ

教育長メッセージ

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福島県双葉町

■夢と希望のある「学び」へ
令和6年度がスタートして3カ月が過ぎ、1学期の終盤、いよいよ夏休みを迎える前のまとめの時期となりました。
町立学校でも、1学期の学校行事において、幼・小・中合同のふれあい集会や幼稚園、南・北小学校の合同運動会、中学校の修学旅行・学習旅行、小学校の春の遠足と年間の計画どおりに実施されております。対外的には、いわき市小学校陸上競技大会、中学校では、相双陸上競技大会、相双中体連総合大会に参加できました。これもひとえに保護者の皆さまのご協力と多くの関係者のご支援によって、園児・児童・生徒の多様な学びと体験学習、思い出づくりが実現できたと思っております。あらためて御礼と感謝を申し上げます。
また、婦人会、各芸術文化団体、婦人学級におきましても年間計画の中で、会長・学級長を中心に楽しく生きがいを持って自主的な活動をされていることに、心より敬意を表するとともに、コミュニティの醸成、人と人との絆づくりに継続的に取り組んでいただいていることに感謝申し上げます。教育委員会としましても、さらなる支援をしてまいりたいと思います。

■双葉町学校設置検討委員会
6月3日、いわき支所において「令和6年度第1回双葉町学校設置検討委員会」を開催し、6名の委員の皆さまへ委嘱状を交付しました。昨年度策定しました「双葉町学校設置基本構想」を基に、充実した教育施設の整備に向けた基本計画を策定するため、より具体的な検討を進めてまいります。「まちづくりは、人づくり」、復興まちづくり計画において、学校教育の役割をどのように位置づけていくか、そして、教育復興と町復興との相乗効果を生み出すために、新たな学校設置に向けた十分な協議を重ねながら、教育基本計画を策定してまいります。

■令和6年度 第66回全国町村教育長会定期総会・研修大会
5月14、15日、東京都の銀座ブロッサムにおいて「第66回全国町村教育長会定期総会・研修大会」が開催されました。福島県代表(双葉地区教育長会)として、実践報告発表の機会をいただきました。「東日本大震災及び原発事故等からの教育復興~双葉郡教育復興ビジョンの取り組み~」と題して20分間、全国の教育長の皆さんに震災から14年目となる現状と、震災当時の教育長たちの「どんな状況下であっても学びを保証する」という思い、双葉郡8町村広域による教育復興に向けた各種の取り組みの成果と課題を発表しました。現在、また近い将来、全国で直面するであろう人口減少問題、少人数教育の課題等について双葉郡8町村は全国に先駆けて取り組んでいることを強調するとともに、福島県町村教育長会で懸念している震災、原発事故の「風化」への対応策について報告しました。最後に双葉町の現状も盛り込みました。13年経っても、まだ町に戻って学校再開ができていないこと、11年5か月ぶりにやっと一部の避難指示解除が実現できたこと、そして復興が進んでいる光の部分と震災当時のままの状況である陰の部分について発信することができました。

双葉町教育委員会教育長 舘下 明夫

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