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自治体の皆さまへ

子どもを守る「気づき」

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福島県喜多方市

■子どもの権利が守られる児童虐待の無い社会へ
児童相談所に寄せられる児童虐待に関する相談件数は、全国で年々増加しています。会津児童相談所への相談件数は、令和4年度で341件と多くの相談が寄せられています。(※1)
児童虐待が起こる要因はさまざまで、家庭環境の複雑化や育児からのストレスなどが挙げられます。どうしていいか分からず、悩みを抱えた結果、児童虐待に繋がってしまうケースが少なくありません。
家庭環境や時代背景など、さまざまな要因が絡みあって起きてしまうことから、どこの家庭にも起こり得る可能性があります。

■通告が保護者の手助けに
子どもが被害者であることはもちろんですが、虐待してしまう保護者も精神的な部分では被害者といえます。早い段階で育児の悩みを解決することは、児童虐待の防止につながります。そのためには、周囲の方々の協力が必要です。
協力の1つに通告(相談や通報)があります。通告することで、育児に困っている保護者へ、市や関係機関の支援を届けるための手助けをすることができます。また、通告した方の情報が第三者に伝わることはないうえ、結果として虐待でなかった場合で責任を問われるようなことはありません。
子どもの安全確保だけではなく、保護者、または保護者に代わる人の悩みや、不安を解消できるよう、市や関係機関、そして市民の皆さんが一体になって、児童虐待防止に取り組んでいくことが大切です。

●児童虐待は大きく4種類
▽身体的虐待
殴る、蹴るなどの暴力や、戸外に締め出す、あざ・やけどなどの外傷を負わせるなど

▽心理的虐待
罵声を浴びせる、おびえさせる、目の前で家族に対する暴力や暴言を行うなど

▽ネグレクト(養育放棄)
適切な衣食住の世話をしない、病院に連れて行かないなど

▽性的虐待
性的暴行、性的な刺激を与える、ポルノグラフィなどの被写体にするなど

※1 出典…福島県ホームページ「県児童相談所における児童虐待相談の状況」

●「児童虐待・DVでは?」と感じたら連絡を
連絡機関・連絡先:
・社会福祉課 子ども家庭総合支援班【電話】23-5028
・会津児童相談所【電話】0242-23-1400
・児童相談所虐待対応ダイヤル【電話】189
・DV相談ナビ【電話】#8008
・喜多方警察署【電話】22-5111
・女性相談専用メール(二次元コードは本誌参照)

●通告で伝えるべきこと
▽(1)虐待が疑われた状況
いつ、どこで、誰から、どうされたかなど分かる範囲で具体的に。

▽(2)その世帯に関すること
情報が多いほど、世帯に合った対応をスムーズに行うことができます。

■11月はオレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン~あなたしか気づいてないかもそのサイン~
▽令和5年度親子の絆講演会「親子の関係性のために―ペアレント・トレーニングの実践から―」
内容:親子の関係性改善に期待される「ペアレント・トレーニング」の講演会を開催します。
日時:11月17日(金)午後1時30分~3時30分
場所:アイデミきたかた2階介護人材養成室
講師:県中央児童相談所判定課長 宍戸府子氏
対象:市内在住の方、保育施設・学校・その他関係機関の支援者
定員:60人
参加費:無料
申込期限:11月10日(金)
申し込み方法:電話、または【FAX】24-5286、【メール】jido@city.kitakata.fukushima.jpに必要事項(1)氏名(2)連絡先(3)所属(関係機関の方のみ)を明記のうえ、申し込んでください。

▽塗り絵作品の展示
内容:未来を担う子どもの笑顔を守る願いを込めて、市内保育施設園児による塗り絵作品の展示を行います。
期間:11月中
場所:アイデミきたかたロビー

▽精研式ペアレント・トレーニング
内容:子どもへの伝え方・接し方を学び、親子関係の改善を目指す、全6回のプログラムです。詳しくは市ホームページで確認してください。
日時:第1回…12月13日(水)午前9時30分~11時30分。
・第2回以降は市ホームページで確認してください。
場所:第二会議室(本庁舎3階)
定員:8人
対象:
(1)子育て中の保護者(3~10歳程度)
(2)こども園・学校などの職員(3)各関係機関・各支援事業所などの職員
申込期限:11月24日(金)

申込み・問合せ:社会福祉課 子ども家庭総合支援班
【電話】23-5028

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