「食育月間」は家庭、学校、職場などで食育推進に取り組むための食育の強化月間です。
食育は、「食」に関する知識と「食」を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践する力を育てることです。「食べる力」=「生きる力」を育て、健康でいきいきとした毎日を送るために「食」について考えてみませんか。
■できることから始めよう身近な「食育」
(1)家族や友人と楽しく食卓を囲む
(2)1日3食きちんと食べる習慣を身につける
(3)感謝の気持ちを込めて「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつをする
(4)庭やプランターなどで、野菜を栽培し、料理する
(5)買い物の中で、新鮮で安心できる食材の選び方を身につける
この機会に、「食」に関心を持ち、取り組みましょう。
▽食育展示
図書館とめごぷらざで展示を行います。期間中は〝お楽しみ〞もありますので、お立ち寄りください。
問合せ:保健課 健康推進室
【電話】24-5223
■6月4日〜10日は歯と口の健康週間
耶麻歯科医師会長
歯科医師 佐藤明
歯と口の健康に関する正しい知識を身につけ、歯科疾患を予防しましょう。
耶麻歯科医師会長佐藤明歯科医師より、歯の健康について話していただきました。ご自身のお口の健康について見直してみましょう。
▽むし歯ゼロを目指して〜中学生までのフッ化物洗口実施を推奨〜
2012、2013年福島県は3歳児のむし歯の多さが全国最下位になり2014年は6歳児のむし歯の多さが全国最下位になっていました。その対策として2019年1月から市では4歳から小学校6年生までの8年間、歯質を強化し、むし歯のリスクを減らすことを目的にフッ化物洗口が行われています。フッ化物洗口の歴史は古く世界的には約100年前から、日本では54年前の1970年に新潟県の弥彦村で開始されました。フッ化物洗口を行う場合4歳から14歳(中学卒業時)の間、継続的に行うことによって最大の効果が得られるとされています。今後の課題は中学生まで実施できるようにすることです。歯の萌出は1歳から12歳までの間に順番的に見られますが、出てきたばかりの歯は、見た目はしっかりしているものの、まだまだ脆弱な未完成の状態にあります。食物や水に含まれるフッ化物を摂取することにより歯の表面を強くしていきます。14年間のフッ化物の応用は
※疫学的には8割のむし歯を抑えることが可能であることを証明していますし、中学生まで洗口を実施することにより、洗口終了後も効果は30歳まで継続することが明らかにされています。ちなみに佐賀県は1991年から2000年までの10年間3歳児でのむし歯の多さが全国最下位でしたが、1999年からフッ化物洗口を開始し、2014年には13年間かかりましたが12歳児のむし歯が激減し、全国でベスト5位に躍進した事実があります。ほぼ、むし歯は無くすことができるのです。子供や、高齢者のむし歯を予防することの大きな意義は、歯と口の健康だけにとどまらず全身の健康に影響を与えることであり、健康で長生きできる時代が来ることへの第一歩になり得ることです。
※疫学的に…国や地域、人種に関わらず全ての集団に当てはまること
問合せ:保健課 健康推進室
【電話】23-5834
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